土屋太鳳と松下洸平でハッピーエンドのその後を描く 4月スタートのドラマ『やんごとなき一族』

左から、松下洸平、土屋太鳳

 土屋太鳳が4月スタートのドラマ、木曜劇場『やんごとなき一族』(フジテレビ、毎週22時~)で主演する。共演は松下洸平。

 こやまゆかりによる同名のコミックが原作。庶民の家庭から上流社会の一族に嫁ぐことになった主人公が、一族のしきたりや嫁と姑、本妻と愛人の戦いや後継者争いなど複雑な人間関係にぶつかりながらも、夫とともに立ち向かい奮闘していく、“アフター・シンデレラ・ストーリー”だ。

 土屋が演じるのは下町育ちで母と2人で大衆食堂を営む主人公・篠原佐都。

「正直な気持ちを言葉にしますと、とても共感を覚える部分と、自分には共感が得にくい部分の両方を感じました。でもそれは、この作品と佐都がそれだけ豊かな面を持っていて、かつパワフルで、しかも変化が多い存在だからだと思います。クランクインまでに機会があればディスカッションさせていただきつつ、素直に、そして、こやまゆかり先生が創り出してこられた原作コミックに敬意をこめて佐都を見つめ、健太と深山家を見つめ、心身共にスタートダッシュできる準備を整えたいと思います」と意気込む。

 松下は主人公の夫・深山健太役。自らの家族の在り方を変えようと、佐都と二人三脚で奮闘する。

「深山家という恐ろしい一族の人間ながら、深山健太は人情にあふれた人物だと思います。男としてのプライドもあって頑固なところもありますが、人をまっすぐ愛することができるし、不器用なところもあるけれど、憎めない人懐っこさもあるような…これまで自分が頂いた役柄を全部足したようなキャラクターではないかと思います」。さらに深山家は「本当に“やんごとない一族”」だといい、「これはただごとではないです!でもそこに実際に立ち向かっていかなければいけないので、ぐっと背筋が伸びます!」とやる気だ。

(C)こやまゆかり/講談社

 土屋と松下が共演するのは今作が初めて。

 土屋は、「実際にお会いした松下さんは、驚くほど、既に健太でした! 上手く説明できないのですが、そう感じたんです。まるでさまざまな木が繁る森のような方だと思います。演技や音楽などさまざまな活動をなさっているからか、佇まいは静かなのに経験の豊かさがにじみ出ていらっしゃって、驚きました」

 一方、松下は土屋の印象について「とても明るくて天真爛漫な雰囲気はあるのに、芯は強くて太い」とし、「悩みながら演じることもあると思いますが、その都度土屋さんとも話し合いながら作っていけたらなと思っています。現場で一緒に芝居するのがとても楽しみです!」と、期待を膨らませている。

「やんごとない一族と立ち向かうこととなる二人の行く末を、どうか見届けてください」と、松下。「木曜日の夜10時、ジェットコースターに乗っている気分でハラハラドキドキしながらご覧になって頂けるとうれしいです!たくさん笑って、時々泣いて、皆さんが非日常に飛び込んで楽しんでもらえる1時間を作っていきます!」と、アピール。

 土屋は「佐都は結婚を通してさまざまな出来事に出会いますが、もしかしたらこれって必ずしも佐都と深山家だけの姿ではなく、社会のいろいろな場所で、いろいろな人が出くわしている出来事と、とても近いのではないかと思います。こういう人いるよね…とか、こういう空気あった!とか、共感しながら観ていただけると思いますし、未来における何かのヒントになるかもしれません。新年度と同時にスタートする佐都たちの世界、ぜひ見守って下さい!」と、コメントしている。

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