勝村政信と高杉真宙「迷子だった」? ベテラン&若手俳優を演じる最新舞台は着替えとセリフが膨大!

 
 勝村政信と高杉真宙による二人芝居『ライフ・イン・ザ・シアター』が3日、渋谷区の新国立劇場の小劇場で開幕した。

 米劇作家のデヴィット・マメットによる舞台。物語の舞台は劇場で、勝村がベテラン俳優、高杉が若手俳優を演じる。2人は劇中の舞台で、現代風の演劇、戦争もの、歴史ものなどさまざまな演劇公演で共演。その舞台裏となる控室ではお互いに今日の出来について意見を交換したり、台本の読み合わせをしたり、どんどん関係が変化していく。世代も背景も異なる2人の俳優の人生にニヤニヤしたりイライラしたりしながら、共感も覚える。

  約90分の上演時間中は、勝村もしくは高杉がしゃべっている状態で、セリフ量も膨大だ。

 初日公演前に行われた取材会で、勝村は「まだちゃんとは覚えていません」と冗談を飛ばしつつも、「ようやくここまで来たな、と。なかなか大変な芝居なのでよく間に合ったなというのが感想です。(劇中は)ほとんど着替えながらセリフをしゃべっているので、最初のころはスタッフも含めて、『今、どこをやっているんだろう』って、迷子になっていました。セリフも出てこないし。それがようやく形になりました」

 高杉も「本当に、ちょっと嘘みたいな感じ。気持ち的には、昨日シャワーを浴びていたら、明日本番だと気づいてちょっと焦って。気持ちが落ち着かないまま眠りについたんですけど、今日を迎えられることができて幸せです。ちゃんとみなさんと一緒にやってきたことを一つひとつ丁寧に、ぶつかっていけたらと思います」。少し緊張も見え隠れしたが、清々しい表情だった。

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