馬頭琴、ホーミー、コントーション…三ノ輪「MJはうす」の「大モンゴルショー」がすごい

 東京メトロ「日比谷駅」に国内初のモンゴル芸術ショーおよび馬頭琴専門ショップ「MJはうす」がオープンした。絵本『スーホの白い馬』でも知られるモンゴルの伝統楽器「馬頭琴」(モンゴル語でモリン・ホール)の展示や販売のほか、馬頭琴・ホーミー(モンゴル民謡の倍音唱法)・コントーション(体を極度に曲げたり捻じったりする曲芸)・歌を交えた「大モンゴルショー」や、ブッフェスタイルでモンゴル料理が楽しめる。関係者向けの内覧会で披露された「大モンゴルショー」に迫る。

モンゴルを代表する3人の職人の馬頭琴を独占販売する「MJはうす」

 日本にも約7000人ほどの演奏者がいる「馬頭琴」。弦と弓に馬の毛を用いる二弦の擦弦楽器で、木製の台形の胴体に続く棹の先端に馬の頭の彫刻が施され、奏法によって約3オクターブ半ほどの音域が出せる。「MJはうす」ではモンゴルを代表する3人の職人「バヤルサイハン」「ウランバヤル」「ボルドエルデネ」のハンドメイドの1点物から初心者向けまで、幅広い馬頭琴を取り扱っており、音の特長やデザイン、馬の頭の形などはそれぞれ違うという。馬頭琴はモンゴルのお祝いやお祭りで演奏されることが多く、演奏した場所から悪い物を追い払うという言い伝えがあるそうだ。

1 2 3 4 5>>>