サッカーW杯出場権獲得へ「勝てば天国負ければ地獄」の戦いへ。日本代表メンバー27人発表

(🄫JFA)

 現在1位のサウジは24日の中国戦に勝てば勝ち点22となり2位以内が確定。まず勝利は間違いないと思われるため、最終戦のオーストラリア戦にどれほどの本気モードで来るかは定かではない。つまるところ日本はオーストラリアに敗れると「2位以内」は一気に雲行きが怪しくなってくるだけにはオーストラリア戦は最低でも引き分けという過酷な一戦となる。

 前回の中国戦(1月27日)とサウジアラビア戦(2月1日)ではDFの中心である吉田麻也(サンプドリア)と冨安健洋(アーセナル)がケガでメンバーから外れたが、今回は吉田は復帰、冨安は実践復帰できておらず、今回も選から漏れた。

 攻撃陣では三笘薫(ユニオン・サンジロワーズ)、旗手怜央(セルティック)が復帰したが堂安律が外れた。Jリーグでの直近の3月6、11日の試合ではベンチからも外れていた大迫勇也(ヴィッセル神戸)もメンバー入り。大迫は前日の15日にはACLのメルボルン・ビクトリー戦では延長を含む120分間にフル出場していた。

 日本代表の森保一監督は大迫については「招集については彼のケガの回復状況を見てきた。そしてこの発表のタイミングで昨日、ACLのプレーオフがあり、120分戦い抜いたということで、そのプレーを見て、その後のリバウンドを確認しつつ、この召集の発表となった。ただ、疲労は時間が経過して出てきたり、痛みが出てきたりということも考えられる。ここから経過観察をしながらになる。これは大迫だけでなく、国内外で今週末も試合がある。試合を終えて、選手たちがどういう状況になったかを見極めて、最終的にオーストラリア戦を戦うメンバーを決めることになると思う」と語った。

 そしてオーストラリア戦については「毎試合、大一番と思いながら戦ってきた。最終予選ではサウジアラビアに2敗目を喫した時点で、勝ち続けなければ出場権をつかみ取ることは難しくなるだろうということで、一戦一戦勝ち切っていこうという気持ちで戦ってきた。その気持ちを忘れることなく、みんなアグレッシブに戦ってきたので、次の試合も難しい戦いになると思うが、すでにプレッシャーを乗り越えて戦ってきたと思うし、自分たちのやってきたことに自信をもって選手たちには試合に臨んでもらいたいし、チーム一丸となって、勝手って試合を終わらせるという準備をしっかりして、全力で戦いたい」と試合へ臨む決意を語った。

【アジア最終予選 オーストラリア代表戦、ベトナム代表戦 日本代表メンバー】
〈GK〉
川島永嗣(RCストラスブール/FRA)
権田修一(清水エスパルス)
シュミット・ダニエル(シントトロイデンVV/BEL)
谷 晃生(湘南ベルマーレ)

〈DF〉
長友佑都(FC東京)
吉田麻也(サンプドリア/ITA)
佐々木翔(サンフレッチェ広島)
酒井宏樹(浦和レッズ)
谷口彰悟(川崎フロンターレ)
山根視来(川崎フロンターレ)
植田直通(ニーム・オリンピック/FRA)
板倉 滉(シャルケ04/GER)
中山雄太(PECズヴォレ/NED)

〈MF/FW〉
大迫勇也(ヴィッセル神戸)
原口元気(1.FCウニオン・ベルリン/GER)
柴崎 岳(CDレガネス/ESP)
遠藤 航(VfBシュツットガルト/GER)
伊東純也(KRCヘンク/BEL)
浅野拓磨(VfLボーフム/GER)
南野拓実(リバプールFC/ENG)
守田英正(CDサンタ・クララ/POR)
三笘 薫(ユニオン・サンジロワーズ/BEL)
前田大然(セルティック/SCO)
旗手怜央(セルティック/SCO)
上田綺世(鹿島アントラーズ)
田中 碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/GER)
久保建英(RCDマジョルカ/ESP)
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