安藤達也が岡田遼を破り悲願の世界王座を獲得。「今回は岡田君が相手だったから頑張れた」と感謝の言葉【修斗】

岡田の左ジャブ(撮影・堀田真央人)

 安藤は試合後のマイクで「先に俺が尊敬するファイターが昔言った言葉を言わせていただきます。俺、オッズで俺のほうが負けるって言う予想だったんですけど、俺が負けると思った奴、ファックユー! これが言いたかったです(笑)。今日こうやってベルトを巻くまでたくさんの人が応援してくれて、日々関わってくれて、俺のことをすげえ考えてくれたりとか、たくさんの人が俺のことを信じてくれたので、自分のことを信じてくれる人がいるということをたくさん感じられたので、俺はまず自分のことを信じて、その力を今回証明するために、毎日、超大変だったんですけど、自分に負けないでやってきた。たくさんの人が応援してくれて、今日この結果を出せました。応援してくれた皆さん、本当にありがとうございました。格闘人生、本当、最高です。ありがとうございます!」と支えてくれた周囲に感謝の言葉を述べた。

 試合後の会見で安藤は「今までにないくらい減量の時点から体調が良かった。しっかり作ってきた。試合に入る境目はいつも自分でスイッチを入れるんですが、もうスイッチが半分入っている感じで、より自然な状態で上がれた気がしました。相手の動きがすごく見えていて、見切れていた感じがあった。しっかり練習を積んでくれば試合でこうやって結果を出せるという実感を、やっと今になって感じています(笑)。前回の試合に勝った時点で、岡田君とやるということをなんとなく予想していたので早い段階から準備していた。いつもは試合の1カ月前くらいに試合が決まって、急ピッチで作るというスタイルが今まで多かった。こういうレベルになって、しっかり準備ができるようになった」などと長い時間をかけてベストのコンディションを作ってきたことを明かした。