『逆・タイムマシン経営論』楠木建氏や起業家3人が激論!TOKYO創業ステーション5周年

株式会社TOKYO CREATION代表取締役CEOの所山武司さん(中央)

 起業のアイデアが生まれた経緯を「昼寝していたら警報器が鳴ったことがあって、とりあえずワンちゃんとスマホを抱えて外に逃げ出した。そと時にふと“この子がこのまま迷子になったらどうなるんだろう”と考えて、個体識別の方法を調べたことで自分でも何かできないかというのがスタート」と韓さん。所山さんは起業した際の反応を「実を言うと両親からすごく反対されて(笑)。一時期はUber Eatsで生計を立てながら、TOKYO創業ステーションに相談にきていた」と明かし、立岩さんは準備期間中の出来事を「TOKYO創業ステーションでいざ事業計画書を見てもらったら、あれも足りない、これも足りないといった状況。一番弱い部分をかなり丁寧にアドバイスしていただいた」と感謝した。

 視聴者から一番辛かったこと、よかったことを質問され「準備期間中、ひたすら本を読んで(Uber Eatsで)自転車を漕いでいたのですが、いつまで続くか分からない中でずっとそれを続けるのがキツかった。結果的にキツい経験が今の考え方を作っているのでよかったですね」と所山さん。マネタイズまでの期間の乗り切り方を韓さんは「収益化はいまだにあまりできていない状態で(苦笑)、最初の数カ月は母から預かったへそくりをこっそり使わせてもらったり。徐々にエンジェル投資家から資金を調達して開発を進め、途中でクラウドファンディングも行なった」とぶっちゃけ。