シーザー武志会長が選手たちに檄!コロナ禍で会場から離れたファンを呼び戻す激闘を要望【SB】

「SB日本フェザー級王座決定戦」で対戦する魁斗(左)と川上叶

セミでは魁斗と川上叶が「SB日本フェザー級王座決定戦」

 セミファイナルでは魁斗(立志會館/同級1位)と川上叶(龍生塾/SB日本スーパーバンタム級2位)による「SB日本フェザー級王座決定戦」が行われる。この試合は2月大会で開催の予定だったのだが、魁斗の新型コロナウイルス陽性判定により中止となっており、仕切り直しの一戦となる。魁斗は57.4kg、川上は57.5kgでともに規定体重をパスした。

 魁斗は昨年2月に笠原友希に敗れて以降、他団体での試合が続き、その中でRKS、ホーストカップでタイトルを獲得。今回は3本目のベルト獲得を狙う。川上は2019年11月にSB日本バンタム級のベルトを獲得。今回は2階級上のフェザー級のベルトで2階級制覇を目指す。
 
 川上は「明日は一番いい試合ができるように練習してきたので楽しみにしてほしい」、魁斗は「明日は一番盛り上げて絶対にベルトを獲る」とそれぞれ挨拶。

 この日、顔を合わせての印象については川上は「顔を見たらばっちり仕上がっていそうな顔をしていた。でも僕もばっちり仕上がっているので、明日は最高の試合になると思う」、魁斗は「別に特に大きくも小さくも見えなかったので、明日は自分の試合をしたい」と静かに火花を散らす。

 シーザー会長の檄を受けては魁斗は「ずっと他団体に出ていたので、その間にやってきた技術や攻防の面をしっかり見せて明日は倒したい」、川上は「相手は他団体のベルトを持っているが、SBのベルトはそう簡単には取れないということを僕が勝って証明したい」とこちらも激闘を予告した。

 また格闘技界では6月19日に東京ドームで行われるメガイベント「THE MATCH 2022」に向け選手たちのアピールが盛んな状況となっているのだが、これについては西岡は「そこを狙っていけるくらいの実力は僕も笠原君もあると思うので、いい勝ち方をして、それでファンや団体が反応してくれたらいいかなと思う」、笠原は「目の前の試合を大事に大事にという感じなのであまり意識していなかったが、明日の試合のイメージがよければ勝手に呼ばれるんじゃないかなと思う」とともに「この試合次第」の姿勢。

 川上は「特にその辺はあまりなにも考えてなくて。これに勝って次、強い奴、誰でもいいので片っ端から倒していきたい」、魁斗は「6月のことは何も考えていないが、とりあえず明日しっかり勝って、次につなげたい」とこちらは「まずは明日の試合に集中」という姿勢を見せた。

「SHOOT BOXING 2022 act.2」(4月10日、東京・後楽園ホール)
◆第8試合 SB日本ライト級タイトルマッチ 62.5kg契約 エキスパートクラスルール 3分5R延長無制限R
西岡蓮太(龍生塾/王者)vs 笠原弘希(シーザージム/同級1位/挑戦者)

◆第7試合 SB日本フェザー級王座決定戦 57.5kg契約 エキスパートクラスルール 3分5R延長無制限R
魁斗(立志會館/同級1位)vs 川上叶(龍生塾/SB日本スーパーバンタム級2位)

◆第6試合 SB日本スーパーライト級(65.0kg) エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
村田聖明(シーザージム/SB日本スーパーライト級1位)vs リュウイチ(FREE/TENKAICHIスーパーライト級王者)

◆第5試合 55.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
山田虎矢太(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級2位)vs 心直(REON Fighting Gym/SB日本バンタム級1位)

◆第4試合 53.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
内藤啓人(BELLWOOD FIGHT TEAM/SB日本バンタム級4位)vs HIROYUKI(RIKIX/元新日本バンタム級王者、元新日本フライ級王者)

◆第3試合 SB日本ヘビー級 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限
坂本優起(シーザージム/SB日本ヘビー級2位、前SB日本スーパーウェルター級王者)vs 笹田勝俊(笹田ジム/RKSヘビー級王者)

◆SB日本ウェルター級(67.5kg) エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
村田義光(シーザージム/SB日本ウェルター級4位)vs 越智信平(フリー)

◆第1試合 53.0kg契約 スターティングクラスルール 3分3R延長1R
遠藤凌夢(龍生塾ファントム道場)vs 星拓海(IDEAL GYM)
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