福士蒼汰、宮野真守と「ずっと一緒にいたい」? いのうえ歌舞伎最新作でバディ 東京公演は26日開幕

撮影:田中亜紀

 すでに公演数を重ねているが、この日もみっちりと稽古とのこと。毎公演ごとに改善点があるといい、「よりパワーアップしていると思います。アクションもそうだし、笑えちゃう部分も。いのうえさんがすぐ思いついちゃうので」と福士。宮野も「こうしたいっていう演出をちゃんと進化させてくれるので、一回見た人でも、こんなふうになっている!って発見があると思います」と付け加えた。

 劇中では歌うシーンも多い。宮野も、ロックだったり、ジャズだったり、ミュージカル調だったりいろんな歌を歌っているといい、そこが見どころでもあるという。福士は、「もうマモ(宮野)のライブなんじゃないかと言われている。歌うわ踊るわ、マモライじゃないかって」と、笑っていた。

  宮野の見せどころが歌なら、福士はアクション。制作発表でも「福士というアクションスターがいる」といったフレーズも飛び交った。

 福士は「4年前に髑髏城(『髑髏城の七人』~Season月《上弦の月》)をやった時、個人的に殺陣があまりできなかったと思っていました。そこから早乙女太一君に弟子入りして稽古してもらったので、今回の舞台では教えてもらったことだったりを見せられているんじゃないかなと思います」と、自信のコメント。宮野も「剣術というよりも棒術。華麗に舞っている感じ。ひとりでバタバタ倒していくシーンは見ごたえがある」と話していた。

 

 

 東京公演は明日26日幕開け。

 福士は、この舞台を「生き方の話」だとし、「自分はどう生きていこうか、生まれだったり育ちだったりありますが、そのなかで自分がどういう選択をしていくかという話でもある。(演じている)永流は自分の生きる道を探して物語を進めていくので、そこを見てもらえたら」と話す。

 宮野も「どう生きるかというのが、キャラクター1人ひとりにある。僕らのバディ感にもあふれている」としたうえで、「何より髙嶋(政宏)さんと松雪(泰子)さんが濃いんです。その濃厚さも楽しんでもらえるのかなと思います。悪役としてもそうですが、生き様としても濃いので」とアピールしていた。