“絶対王者”佐々木大蔵が寺島輝を相手に3度目の防衛戦「先を見ていると足元をすくわれる」と警戒【Krush.138】

3度目の防衛戦に臨む佐々木

 一方、歴代王者がこれまで最高で1度しか防衛できてないスーパー・ライト級で今回が3度目の防衛戦という“絶対王者”ともいえる存在となった佐々木は、この王座へのこだわりについて「強いこだわりがないわけではないが、僕は僕で“チャンピオン佐々木大蔵”ではなく“佐々木大蔵”という地位を確立したいというのが本心なので、そこへのこだわりは自分の思いと比べるとあまりないかなと思う」などと独特の言い回しを見せた。

 またこのスーパー・ライト級は4月の「K’FESTA.5」で王者・山崎が大和哲也に敗れ王座が移動するという地殻変動があった。佐々木は2020年12月に大和に勝利しており、次期挑戦者の有力候補の一人なのだが「秀さんには勝ってほしかったし、そのことに関してはすごく悔しい気持ちがあった。セコンドで全力でバックアップしてきたつもりなので、そこに関してすぐに“次は自分だ”と言える心境ではないが、時間が経つにつれてだんだん悔しい思いが強くなっているし、自分が世界一と言われるK-1のベルトを巻きたいとは常々思っているが、寺島選手との試合がある以上、先を見据えると足元をすくわれるということは経験してきた中で自分の中にあるので、今は寺島選手に全神経を注ぎ、その結果どうなるかというところに自分を置いていきたい」などと、まずは目の前の寺島戦に集中する姿勢を見せた。

「Krush.138」(6月17日、東京・後楽園ホール)
〈5月1日発表のカード〉
◆Krushスーパー・ライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
佐々木大蔵(王者/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)vs 寺島輝(挑戦者/TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)
※王者・佐々木は3度目の防衛戦※

◆Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
横山朋哉(リーブルロア)vs 石田勝希(RKS顕修塾)

◆Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
野田哲司(PURGE TOKYO)vs 松本涼雅(team ALL-WIN)

◆Krushフェザー級/3分3R・延長1R
兼田将暉(RKS顕修塾)vs 林勇汰(FLYSKY GYM)

◆Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
目黒翔大(優弥道場)vs 松山勇汰(TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO)

◆Krushフライ級/3分3R
大久保琉唯(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)vs 石郷慶人(K-1ジム福岡チームbeginning)
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