豊島区の「90周年オープニングイベント」で高野区長「100周年に向けた都市の新時代のスタート」と宣言

イベントに先駆け「第2回豊島区制施行90周年実行委員会」を開催

 またこの日はイベントに先駆け「第2回豊島区制施行90周年実行委員会」が開催された。

「区制施行90周年実行委員会」は90周年をオールとしまの体制で盛り上げたいという想いを持った地域団体・企業の代表などで構成される「区民実行委員会」と「企業実行委員会」からなる組織である。この日は実行委員会の顧問も含め231名が出席をした。

 冒頭、実行委員長の渡邊裕之氏が「90周年をスタートの年として、豊島区が目指していくべき100周年とはどのようなものなのか、その気づきの年になればと思っています」などと挨拶し、「今までは公と民の連携、そして民と民の連携、NPOなどとのつながり、これからは公と企業、また民と企業、そして企業と企業という最終的にはBtoBの世界もあります。今日お集りの企業の方々にも参加していただくことにより、幅広い展開や活動が生まれてくると確信しております」などと今回の「90周年」の一端を担う企業に向けてもメッセージを送った。

 区民実行委員会では58の部会を作り、区民・企業・団体が一体となりさまざまな事業を実施し90周年を盛り上げる。この日は「ウイロード清掃ボランティア」「としま案内人」「高齢者クラブ連合会60周年記念事業」「大明まつり」「池袋モンパルナス回遊美術館」「SDGs未来都市プロジェクト」といった事業からの報告や発表が行われた。

 また今回の90周年で初めて発足した企業実行委員会についても説明された。この企業実行委員会というのは豊島区ならではの「SDGs」と「アート・カルチャー」において区内外の企業と連携して事業を行っていくもの。「オール企業としま」の言葉のもと民民連携・公民連携をさらに進めていく。

 豊島区では、今後、この実行委員会を中心に、区民・企業・団体が主体となり、「オールとしま」で90周年を盛り上げていく。そして、1月17日に発表した2032年の100周年に向けた具体的なSDGs未来都市像「人が中心のウォーカブルなまちづくり」の実現のため、“人”と“文化”の力で『笑顔』あふれる魅力あるまちづくりをさらに進めていくという。

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