8月にトークショー開催の岸惠子がロシアのウクライナ侵攻、コロナ問題などで日本に愛ある提言

「写真は苦手」と岸

本を2冊書いたらさっさと死にたいと思います

 岸は今回のトークショーについて「最後の舞台になると思う」と語る一方で「生きていられたらのことですが、本を2冊書きたい。小津安二郎監督との面白いエピソード、石原慎太郎さんにまつわるエピソード。そういう方々のことを10人くらい書きたい。こういう人たちが歴史を作ってきたということを知ってほしい。もう1冊は小説を書きたい。この2冊を書いたらさっさと死にたいと思います(笑)」と執筆活動への意欲を見せた。

 岸は1951年公開の『我が家は楽し』で映画デビュー。24歳で結婚のため渡仏し、フランスではソルボンヌ大学にも進学した。その後、女優としての活動はもちろん、NHK衛星放送の「ウィークエンドパリ」初代キャスターとしてイスラエルのシャミール首相にインタビューするなどジャーナリストとしても活躍。エッセイ、小説なども多々執筆しエッセイスト、小説家としての顔も持つ。1999年に長女が結婚したことを機に2000年から生活の拠点を横浜に移し、2004年には旭日小綬章、2011年にはフランス政府より芸術文化勲章コマンドールを受賞している。

 トークショーは8月12日に神奈川県立音楽堂、30日に新宿文化センター大ホールで開催される。

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