平良達郎22歳 UFCデビュー戦で快勝も「20歳過ぎてから思っているほど“時間がない”という気持ちが大きいんです」

「UFCの影響力ってすごいな」と思ったという

「岡田遼の特製親子丼」の魅力とは!?

 ところで今回、UFCで勝利したことで、練習の時も含めてアメリカに滞在している間にご自身の身の周りで変化はありました? たとえば歩いていて声をかけられたりとか。
「サインを求められたりっていうのは一応ありましたけど……。でもそれって、岡田さんが“UFCファイター!”とか言うからなんですよ(苦笑)。僕の耳を見て“格闘技やっているの?”と聞いてきた方に、岡田さんが“He’s UFC Fighter!”とか言うんです。それで“サイン!サイン!”ってなったりすることはありました。あとはSNSで、海外の方からコメントをもらったり、英語の応援コメントも増えたのがうれしかったです。UFCの影響力ってすごいなという実感がわきました」

 そんな試合から1週間ちょっと経ちましたが、時差ボケなど問題なく?
「まだ、というか最近、朝早い時間に目が覚めるんですけど、それが時差ボケなのか分からなくて。というのも今年に入ってアメリカに行くようになってから睡眠が浅くなっているんです。自分、昔は必ず『お昼まで寝てるタイプの人間』だったのに、今では必ずアラームが鳴る前に起きちゃって。“……もしかして大人になったってことなのかも!?”と思いつつなんですけど、多分、時差ボケはもう大丈夫です」

 帰国の渡航にあたってトラブルもあったそうですが、体調に支障がないようで何よりです。
「はい。コンディションは問題ないので、それはよかったです。ただその飛行機のトラブルのせいもあるんですけど、あまり外食もできなくて」

 ポストファイト・インタビューで向こうの記者に、In-N-Out Burgerの裏メニューを教えてもらったりして、平良選手も「ワオ!」と顔が華やいでいましたよね。アニマルスタイル(ピクルスとグリルオニオン、特製ソースをかけて食べるカスタマイズ方法)のご感想を伺おうと思っていたのですが!
「食べられなかったんです。(ビーフパティとチーズをたくさん重ねて)写真アップしたかったな……」

 次の機会のお楽しみですね。では試合後のジャンクフードへの欲求は何で満たしたのでしょうか。
「アメリカの『甘い系』って結構おいしくて、クッキーとかドーナツとかは食べました。ケーキはちょっと甘すぎでしたけど。チョコレートケーキとかはイマイチでした」

 食事の話が続いているので、せっかくなので今回の2週間で2回の減量を乗り越えた「岡田遼選手の特製親子丼」の魅力を教えてください。
「なんか……、ザ・シンプルって感じで、おいしいんです(微笑)。岡田さん、減量を気遣って鶏胸肉を使ってくれるんですけど、(脂肪分のない胸肉でもパサつかずに)柔らかく火を入れてくれていて、卵もトロットロなんですよ!」