見どころは戸塚祥太の小物感と内博貴の暴君っぷり?舞台『フォーティンブラス』が3日開幕


 初日公演に向け準備は整った。ただ、戸塚も内も稽古の時間を十分に取れたとは言えないよう。初日が迫り他キャストは仕上がりつつある中での稽古場入りだったそうで、戸塚も内も「しびれるぅと口から出ていた」。

 ただ、心配はそう必要ではなかったと見えて、戸塚は「(内の)暴君ぶりがパワーアップしていて、自然とそれにつられて、引っ張られて。暴君っぷりがエスカレートするたびに僕たちもキャラがハマっていった気がします」と真剣な表情。

 内は「そのために体も鍛えて、体もちょっとデカくしてきました。脱いだらまあまあいい体してます」と戸塚とアイコンタクト。

 矢島舞美によれば「内さんはとっつー(戸塚)大好きなんだなって感じがします。とっつーさんの演技で笑っています」とのこと。

 内は、戸塚が「この『フォーティンブラス』の武年役がドはまりしてる」と強調、「稽古場から見てて思うんです。だから袖で見ちゃう」。さらに「分かりやすく言うと、錦織一清イズムを継いでいるなって。錦織さんのファンの人だったらわかると思うんですけど……なんか見ていて楽しいし、一緒にやってもすごい楽しいんです。お客さんも楽しめると思います。僕もお客さんと同じ感覚で袖で楽しんでいます。ステージの上は暴君をしていますけど、袖では爆笑しています。彼のお芝居が好きです」と熱っぽく語った。戸塚は「錦織さんのファンのかた、分かりますかー?」と笑顔で呼びかけていた。