大手町の森で「五感で森を感じて」落合陽一氏のデジタルインスタレーション作品を展示

 

 千代田区の大規模複合ビル「大手町タワー」の「大手町の森」で、落合陽一氏による立体的メディアアート作品『nullの木漏れ日』を展示が9日からスタートする。

『nullの木漏れ日』は、3Dホログラムを活用したメディアートで、落合氏が創作のテーマにしている「デジタルネイチャー(計算機自然)」のビジョンをもとに制作されたデジタルインスタレーション作品。

 落合氏は「この作品には鳥の鳴き声に聞こえる音がイルカの鳴き声であったり、クラクションに聞こえる音がクジラの鳴き声であったりします。そういった頭に浮かぶ様々な事物の関係性を想起しながら、デジタルと自然の融合を感じつつ、頭をnullに、いや空っぽにして1時間ほど作品を見てもらえるとうれしいです」と、コメント。

 大手町タワーを手掛ける東京建物の取締役で専務執行役員の小澤克人氏は、「たくさんの方にご来場いただき、五感で“森”を感じてもらい、そして落合さんのデジタルネイチャーを体験していただきたいと思います」と、話した。

 7月8日まで。18~23時。

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