風間敏臣がグラウンドで圧倒し判定勝ち。佐須はまさかの一本負け。急きょ出場の鹿志村はあわやの場面もTKO負け【ROAD TO UFC】

敗れるもしっかり爪跡を残した鹿志村仁之介(下)(🄫Zuffa LLC/UFC)

ライト級の鹿志村は1RTKO負けも大きな爪跡

 またライト級では参戦予定だったパラジン(中国)が欠場となり日本の鹿志村仁之介(IGLOO)が急きょ出場しキ・ウォンビン(韓国)と対戦した。

 鹿志村は前戦はフェザー級で戦っているのだが、今回、5日前のオファーということもあり1階級上のライト級で出場。

 向き合うと明らかに体の厚みが違う両者。1R、鹿志村は組みついて引き込んで左足を取りヒールホールドを狙う。こらえるウォンビンは上になってパンチを落とすが、鹿志村はなおもヒールを狙う。ウォンビンは動いて脱出し、スタンドの攻防に戻すが、鹿志村は右ローをキャッチして尻を突かせる。ウォンビンはすぐに立つが鹿志村は組みついて飛びつき三角絞めを狙う。無理と見るや左足に切り替えるが、ウォンビンは逆にその右手を殺して左ヒジを連打。鹿志村は左腕でガードするものの動きが止まり、レフェリーが試合を止めた。

 しかし立ち上がったウォンビンは左眉の上を大きくカットしており、鹿志村にとっては、もし試合が続いていればと思わせる惜敗だった。
 
 この他、フライ級ではチェ・ソングク(韓国)がラマ・スパンディ(インドネシア)に3-0の判定勝ちを収め、準決勝に駒を進めた。

 ROAD TO UFCには含まれていない階級の試合となる非トーナメント戦で行われたライトヘビー級戦ではジャン・ミンヤン(中国)が1R3分57秒でトゥコ・トコス(イギリス)にKO勝ちを収めた。

「ROAD TO UFC」(6月9日、シンガポール・インドア・スタジアム)
〈エピソード1〉
◆第1試合 非トーナメント戦 ライトヘビー級 5分3R
○ジャン・ミンヤン(中国)(1R3分57秒、KO)トゥコ・トコス(イギリス)●

◆第2試合 フライ級トーナメント 5分3R
○チェ・ソングク(韓国)(判定3-0=30-27、30-27、30-27)ラマ・スパンディ(インドネシア)●

◆第3試合 バンタム級トーナメント 5分3R
●ケレムアイリ・マイマイチツォヘチ(中国)(判定0-3=27-30、27-30、28-29)風間敏臣(和術慧舟會HEARTS)○

◆第4試合 ライト級トーナメント 5分3R
●鹿志村仁之介(IGLOO)(1R4分45秒、TKO)キ・ウォンビン(韓国)○

◆第5試合 フェザー級トーナメント 5分3R
○イー・ジャー(中国)(1R2分14秒、リアネイキドチョーク)佐須啓祐(MASTER JAPAN)●

〈エピソード2〉
◆第1試合 非トーナメント戦 フライ級 5分3R
●ショーン・エチェル(オーストラリア)(1R2分26秒、リアネイキドチョーク)内田タケル (パラエストラ松戸)○

◆第2試合 ライト級トーナメント 5分3R
○ジェカ・サラギ(インドネシア)(3R2分24秒、TKO)パワン・マーン・シン(インド)●

◆第3試合 フライ級トーナメント 5分3R
○チウ・ラン(中国)(判定3-0=30-27、30-27、30-27)ウォーレン・デル・ロサリオ(フィリピン)●

◆第4試合 フェザー級トーナメント 5分3R
●ホン・ジュニョン(韓国)(判定1-2=29-28、27-30、27-30)松嶋こよみ(パンクラスイズム横浜)○
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