世紀の一戦を制した那須川天心が「武尊選手という最高の選手がいたからこそ熱い試合ができた」と改めて感謝【THE MATCH 2022】

　戦い終わったうえでの武尊への感情については「なんだろう…。こう…。お互いに寂しかったんだろうなと戦って終わって思ったのと、武尊選手も覚悟を決めて試合に臨んでくれたし、僕も覚悟を決めて臨んだ。だから、SNSが発達しているが、どっちの選手にも試合に対しての誹謗中傷だったりははやめてもらいたいというのはある。本当に2人ともプレッシャーも半端なかったと思う。表に立つ以上、そういうことを言われる覚悟はあるのは当たり前なんですが、それ以上に感じるものって、俺も立場が似ているから分かるんですが、一人になってそういうことを考える時間があると嫌なマインドになることもある。そういうことはさせないようにしてほしいなと思います」と戦ったもの同士でしか共有できない複雑な感情を吐露した。

　今後のプロボクサーとしてのビジョンについては「イメージはいろいろしている。あとは僕がどこまでできるかというところだと思う。そこが分からないとイメージもできないと思うので、そこからじゃないですか」と語るにとどめたが、最終ゴールについては「チャンピオンになるというのは誰しも目標にあると思うので、そこに向かってやっていくのは確か」と世界王者を目指す。そして「新たな挑戦というか、自分でもわくわくしていますし、ファンの皆さんもワクワクさせたい。そこは期待してもらってもいいんじゃないかと思います」と第2章は第1章以上のものにすることを誓った。