ファーストの会・荒木ちはる氏「土砂降りになる前に傘をさすのが政治の役割」【参議院選挙2022 東京選挙区注目の候補に聞く】

「他の候補との違いを見てほしい」と荒木氏

こんなに生活が厳しくなる中でも知名度だけで投票するのか、そうではないと信じたい

 今回は特に負けが許されない選挙。プレッシャーなどは? これまでの演説などでの手応えは?
「地域政党が初めて国政に臨む。歴史的にも初めてのこと。でも、プレッシャーは党の代表になってからずっとあります。そもそも東京で私たちのような地域政党が2期連続して残ったようなことは歴史的にない。今、都議会の第1党は自民党で33人。都民ファーストの会が第2党で31人です。参議院の東京選挙区は、東京都議会議員選挙と同じ“東京都”がフィールドですから、ここで候補者を出さないということも考えにくい。東京都選挙区の参議院議員は東京都議会にもつながることも重要だと思います。ファーストの会だったら都議会、小池都知事、国政をつなぐことで現場の問題をダイレクトに吸い上げることができるし、質疑するときでも政権にインパクトを与えられる。だから1人ぜひ送り込んでもらいたい。私は著名なアイドルでもないし、スポーツ選手でもないし、著名な作家でもない。現場の職人みたいなものです。こつこつと現場を回って地域、現場、市民の一般の生活が分かる参議が特に、地方区と言われる東京都選挙区だからこそ6分の1はいないと、と思います。6年間、現職の方々もコロナで何を動いてくれたか。また、こんなに生活が厳しくなる中でも知名度だけで投票するのか、そうではないと信じたいです」

 最後にがつんと言っておきたいことは?
「今の政府は“熟慮します、検討します、善処します” と検討ばかり。今、政治に求められているのはスピード感、即断即決で政策を打ち出し国民生活を守ること。これから徐々に生活が苦しくなる中で、やはり先手先手の対策がなかったことを都民・国民は気付いている。私は先に傘を渡したいし、先に処方箋を渡していきたいと思っています。現場にとってちぐはぐな法制度や法律が多いのは今の国会議員たちが現場を見ていないから。今回の候補者も自治体を見てきた人は少ない。大阪を見てきた人はいるけど、東京都・都政の課題を解決してきた人はいない。私たちはコロナも真っただ中で対応してきたし、待機児童問題にも真剣に取り組んできました。地味だけれども、ぜひ違いを見てほしい」

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