ホークスの恒例イベント「鷹の祭典」が6月27日からスタート。解説者の本間満氏が語るその魅力と今年のホークス

 福岡ソフトバンクホークスの恒例イベント「鷹の祭典2022」が今年は6月27日~7月14日の期間で9試合に渡り行われる。

 鷹の祭典は今年で17年目。選手は毎年新たにデザインされる限定ユニホームを着用し公式戦に臨み、入場者全員へは同じデザインのレプリカユニホームが配布され、球場が一体となって盛り上がるホークスの一大イベントだ。

 6月27日のスタート日は東京ドームで千葉ロッテマリーンズと対戦する。この試合はTOKYO MXで「プロ野球パ・リーグ応援宣言! ホークス中継2022『鷹の祭典』」として放送されるのだが、当日に解説を務めるホークスOBの本間満氏に「鷹の祭典」や今年のホークスについて話を聞いた。

ホークスOBの本間満氏(撮影・蔦野裕)

 まずは鷹の祭典について教えてください?
「僕が現役のころからありまして、徐々に進化しているようです。僕のころはユニホームの上だけ替えていたんですが、その後は帽子もパンツもと全部を替えるようになった。選手にとっては“今年は何色なのかな?”という楽しみはあると思います。僕は赤が着たかったんですが着られなかったんですよ(笑)」

 その年によってベースの色が変わっていますからね。
「なので斬新な企画だと思います。そこから他の球団もそういった“期間限定”といったものをやり始めたように思います。ホークスは常にそういった斬新な企画の先鞭をつけていたようなイメージがありますよね」

 結構長い期間行われます。それだけ普段のユニホームと違うものを着るとずいぶん気分も違うのでは?
「そういうところはあると思います。ファンの方もそうじゃないでしょうか。それにファンの方は来場したらユニホームがもらえるじゃないですか。その時に行かないともらえないので、それはファンにとってはすごい魅力なんじゃないでしょうか」

 ファンは特にうれしいですよね。ファンのテンションが上がると、やはりその熱気はグラウンドにも伝わりますよね。
「やはりたくさんのお客さんの中でやれるというのが選手にとっては喜びだと思うので、そういう点でもいいイベントだと思います」

 今年のホークスについてお聞かせください。
「監督が代わるということは今までの結果とか成績ではなくフラットな状態でアピールできることになるので、すべての選手にチャンスがあるという状態になっていると思います」

 やはり新監督効果は見て取れますか?
「ありますね。ましてや藤本監督の場合は二軍、三軍の監督もしていましたから、ほぼ全選手と交流があると思うんです。だから下から上がってきた選手はすぐに使ってくれる。多分、二軍監督との信頼関係というか“上げた選手は使ってあげてくださいね”といったコミュニケーションはしっかり取られているんだろうなと思います」

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