元祖“ハリウッド映画”の“完璧”な、続編『トップガン マーヴェリック』【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

こんにちは、最近、ヒゲが評判の黒田勇樹です。

 三栄町LIVE×黒田勇樹プロデュースvol.12「黒田薔薇少女地獄」が絶賛上演中なのですが、千秋楽となる7月10日の13時と17時の回の配信が決定しました。遠方の方にも暑くて外に出たくない方にもご覧になっていただけるようになりました。ご興味のある方はぜひ!

 あと、ヒゲのほうは先日、ニュースで取り上げていただいたこの秋に公開予定の映画『もしも、僕の彼女が妖怪ハンターだったら。。。(仮)』でご覧いただければです。

 では今週も始めましょう。

黒田勇樹

 今回の記事は、多分に筆者の個人的な見解を含むことをご了承下さい。

 それでは…

 映画なんか、おっきい音出せるところでおっきい画面で観るモンなんだから、おっきい音と奇麗な映像観せときゃいいんですよ!

 テレビで観て作品をわかった気でいるヤツ、バーカ!!

 あんなの、車とプラモデルぐらい違うぞ!

 そこに飽きさせない為の工夫として、意外性のあるストーリーや、愛とか命の大切さとかを語っときゃあいい。それが映画だと、ここで断言させていただきます。

 2,000円弱で2時間楽しめるんだぜ!? 2万円で1時間もいられないキャバクラと比べてみろよ。暇な奴は、映画館へ、行け!

 で、その「映画に大切な全部」を、完璧に表現するフォーマットを作ったのが前作の『トップガン』だったんだと、僕は思っています。

 一流のパイロットになるための訓練生たちの人間模様を追っていく。エンジンの爆音も響かせられるし、空も奇麗。愛も命も隣り合わせで語られ続けて、もうなんか、アルマゲドンもタイタニックも、分解すれば、ほぼ同じフォーマットじゃないですか!

“映画”という、文化の中で「猿と人間」とか「鳥と恐竜」みたいに進化が起こったとすれば『トップガン』こそが、その分岐点で“映画”から“ハリウッド映画”として、羽ばたいていったんではないでしょうか?

 最近はロードオブザリングに始まりハリポタ、マーベルのシリーズなど「続編を作る前提の連作」が多いですが、それとは別の軸でランボーとかターミネーターとか「コンテンツ不足だから作られたであろう、過去の人気作の続編」が流行っていますが、今回の『トップガン マーヴェリック』、続編の在り方として最高だったと思います。

 一例を取り上げれば、作品の要になる“戦闘機”

 最近のヤツもしっかり出てくるし、ここぞというときに「あの時の機体」も出てきます。

“ファンサービス”を“そうと感じさせない”というのかな?わかる人にはわかるし、わからなくってもめっちゃ楽しいと思わせてくれる。

 最強の“ハリウッド映画”でした。

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