大家健が今成夢人とのガンバレ世界王座戦に向け「史上最大のビッグマッチで王者に勝って、ベルトを獲るということが必要不可欠」【ガンプロ】

前哨戦で3度対戦

「澤君にトレーニングを教えていただいて、自分の伸びしろを感じた」

――大家選手は記者会見で“前哨戦の勝ち負けは関係ない”と発言されましたが、結果的には1勝2敗に終わりました。本番ではこれを覆してやろうという気持ちですか?
「覆したいです。その気持ちはメチャクチャ強いです。今成にシングルで負けたことないんで。4年前に不透明決着があって。それまで圧倒的に俺が勝ってるし…。王者といっても、今成はツイッターとかで言ってくるんです。上からものを言って。もともとは俺が団体を立ち上げて、今成と一緒に苦労してきた部分はありますけど、ガンプロを引っ張って来たのは俺という自負もあって。このまま今成がトップで、このまま“今成のガンプロ”にするのかと。やっぱりそうはしたくないんで。僕もまだまだプロレスラーを続けていくつもりですから。そういう気持ちもあって、5月の時点で、挑戦するのは決めてて。現時点で足りないと思ったので、澤(宗紀)君にトレーニングを教えていただいて、さらに狭かった視野が広がった。いろんなトレーニングをさせていただいて、自分の伸びしろを感じたんです」

――澤さんとの出会いで変わった?
「今まで通りのトレーニングなら、たぶん一緒だったと思うんです。今までの大家健なら、いい試合したね、惜しかったねくらいで、負けて終わってたと思いますけど、澤君がいろんな人を紹介してくれて、いろんなトレーニングして。肉体改造もあるんですけど、人間自体が変わってきてると感じてて。45歳になって、そんなに変わらねぇだろうと思ってたんです。身体的につらかったりするじゃないですか。朝起きれないとか、ちょっと前は多々あった。でも、澤君とトレーニングして、いろいろちゃんとしてきたなって。根本的なことですね。精力的になったというか。人間これでいいんだなって…」

――トレーニングで自信が出てきたんですね?
「自信が出てきました。年は関係ないって、ガンプロでは言ってたんですけど“若い頃はできたのにな”ってのが最近多かった。澤君に見てもらって、若い頃にできたことができるようになったわけじゃないけど。知らないことを教えてくれるから、いろんな伸びしろがあるんだなと感じた。限界を感じてた部分があるんですけど、それが取り払われました」