ラグビー日本代表がフランスに初勝利ならず。テビタ・タタフのトライがTMO判定で幻のトライに

テビタ・タタフの幻のトライ(撮影・田中伸弥)

タタフが突破しトライも…

 しかし20分には日本陣内の攻防で日本にペナルティー。フランスはPGを選択し、マチュー・ジャリベールが難なく決め、15-13とじわじわと点差を詰める。

 フランスが猛攻も日本は25分には3人がかりで、26分にはベン・ガンターがジャッカルに成功しピンチを脱出。しかし29分のスクラムの際に日本がアーリーエンゲージを取られてしまう。続けてのスクラムでフランスのバティスト・クイユーがスクラムの真後ろから日本陣営の空いてしまった真ん中を突っ走りトライ。ジャリベールがPGも決め、31分に20-15とついにフランスが逆転。

 ウオーターブレイク後、日本のキックオフで再開するとフランスがいきなりノックオン。フランス陣内深くで日本のスクラムでスタートすると左に展開。フランスのオフサイドで日本は逆転を目指しトライを取るため、マイボールラインアウトを選択。堀江のラインアウトからタタフが突破しトライ。しかしTMO判定となり、トライの直前、ボールが手からこぼれ、地面にしっかりつけられていない映像が場内に流されると会場は無念の声に包まれた。