宇崎竜童「こういう人が国会議員になったほうがいい」阿部サダヲは「中にはちゃんとした人も…」とタジタジ

 

 一方、身寄りなく亡くなったかに見えた謎めいた男・蕪木役を演じた宇崎との共演について、阿部は「ずっと写真だけを見て蕪木さんのことを思っていたので、実際にお会いして“生きていたんだ”と思いました」と対面に感激し、宇崎が歌う名曲「Over the Rainbow」の英語カバーも絶賛した。

 破天荒な人生を送った人物を演じた宇崎も「昔、僕の周りはそういう人ばかりでしたよ。ミュージシャンとか映画製作者とか」。さらに宇崎は、牧本の人物像についても「迷惑とか頑固とか、僕は全然そう思わなかった。牧本みたいな公務員が日本中にいたらすごく平和でいい国になると思う。権力の座に座ると金に走る人もいるけど、こういう人が国家公務員や国会議員になったほうがいい」と力説。阿部もタジタジになりつつ「そ、そうですね。中にはちゃんとした人もいると思いますけどね」とうなずき、笑いを誘った。

 この日は、牧本のキャラクターにちなみ「迷惑かけているけどやめられないこと」を一同に質問。松下は「気配が無さ過ぎて、撮影のロケバスに置いていかれた」というエピソードを披露。阿部は「地方ロケに行くとお世話になった地元の人と仲良くなってしまう。優しさに甘えてしまうのをやめられないというか、やめたくないです(笑)」。

 宇崎は「嫁が洗って乾かしてくれた洗濯物を畳んで僕の部屋においてくれる。嫁には、自分でタンスに入れるように言われるんだけど入れたことが無い。だからきれいなゴミ屋敷みたいになってます」というエピソードに加え「人の話を聞かない。嫁に“自分の話ばかりしないで人の話を聞きなさい”と言われるんだけど、会食に行くと人の話を覚えてないから、自分の話をしてたんだろうなと思う」と意外な一面明かし“まきもと度”ナンバー1と認定されていた。

 映画『アイ・アム まきもと』は9月30日より公開。