プロボクシングデビュー戦のサトシ・イシイこと石井慧「勝利をクロアチアに持ち帰る」【3150FIGHT】

高山秀峰(左)とフェイスオフ(©︎3150FIGHT)

目標はロシアでの試合と「但馬選手の踏み台に使ってもらえれば」

 イシイは今回のボクシング挑戦の経緯について「まず、やはりオリンピックスポーツであるボクシングに挑戦したいと純粋に思い、今回、亀田さんにそのように話したらチャンスをいただけるということでボクシングに出ようと決めました。ミルコからも“サポートする”ということでボクシングの試合に出ることを快く承諾してもらった」などと明かした。ボクシングでの目標については「目指すところは、海外で、ロシアの団体で一度ボクシングの試合をやりたいというのもあるし、日本では但馬ミツロ選手の踏み台に使ってもらえればと思っています。そのためにはJBCの皆様のご協力も必要になってくると思う。この試合に勝たないと話にならないが、ぜひ僕を但馬選手の踏み台に使ってみてはどうでしょうか」と今大会のメインに出場する但馬ブランドンミツロ(KWORLD3)との対戦も目標の一つに挙げた。

 これに但馬は「まだC級B級A級だったりいろいろなことがあると思うが。僕としては“やるならやるよ”。それだけです」と返答。亀田氏は「今、ミツロ選手が言ったようにボクシングにはC級B級A級というものがある。石井選手は今回はC級といわれる4回戦でやるので、もう少し先になるのでは。でも海外で強い選手と戦って、一気に上に上がるパターンもないことはないので、それも含めて明日、どれくらいの試合になるのかというのを見て、もし面白いカードになるのであればそれもマッチメイクのひとつになってくるのかなと思う」と語るなど、今回のデビュー戦がまたひとつ大きな意味を持つものとなった。