こども未来国連会議企画「こども記者育成ワークショップ」で堀潤が「好奇心を失わずに僕らにいろいろなものを見せてほしい」とメッセージ

真剣な眼差しで「平和」を探す

「大きな主語と小さな主語」という言葉を使い「分断」について説明

 ワークショップの具体的な動きとしては、スモールワールズ内の展示の中から個々人が思う「平和」を見つけ写真を撮ってくるというものなのだが、堀氏は子供たちを送り出す前に「情報ってなに?」と問いかける。そして「情報とは“伝える”という目的があって初めて生まれるもの」と定義したうえで、人を介するうちに情報が間違って伝わることもあることをさまざまな事例を挙げて説明する。

 また、かねてからの堀氏の持論である「大きな主語と小さな主語」という言葉を用い「分断」についても説明。「大きな主語」というのは社会、国、我々、男、女といった規模の大きいもののこと。「使うのには便利だが、時にそれが人々を分断したりレッテルを張ってしまう」「情報は人を介して伝わる時にいろいろなエラーを起こしてしまうので、最初からエラーを引き起こしがちな大きな主語は使ってほしくない。普段から小さな主語を使ってほしい」などと子供たちに訴えた。