森田奈男樹が3連続KO勝ちでデビューから4連勝。「この階級のベルトを獲りたい」とピケオーに照準【Krush】

2R、最初のダウンを奪い空手式の残心を取る森田(撮影・堀田真央人)

「Krush.140」(8月27日、東京・後楽園ホール)で行われたスーパー・ウェルター級戦で森田奈男樹(エイワスポーツジム)がイゴール・シウバ(ブラジル/ブラジリアンタイ)を2RKOで破り、デビュー以来の戦績を4戦4勝(3KO)とし、一気にスーパー・ウェルター級の台風の目となってきた。

 森田はフルコンタクト空手出身で第4回JFKO全日本選手権軽重量級優勝など輝かしい実績を誇り、昨年6月にKrushでプロデビュー。初戦こそ判定だったものの、11月には藤岡裕平、今年4月には藤村大輔といったキャリアで大きく上回る相手に2連続KO勝ちを収めていた。

 当初はアラン・ソアレス(ブラジル/ブラジリアンタイ)と対戦の予定だったが、ソアレスが感染症拡大防止のため、一定の待機期間を設ける必要のある選手(本人または同居人が陽性者、濃厚接触者、濃厚接触者の疑いがある者、発熱等の体調不良である者等)に該当することが判明したため欠場。大会9日前にシウバに対戦相手が変更になっていた。シウバは18歳から格闘技を始めアマチュアで5戦5勝(3KO)、プロで18戦16勝(6KO)2敗の戦績を残している。

 1R、シウバがいきなり猛攻を仕掛けるも、森田は落ち着いてさばくと前蹴り、ミドルで距離を取る。そして右ロー、右カーフ。シウバはパンチを連打するが森田はガード。そして右カーフ、後ろ回し蹴りをボディーに打ち込んでいく。シウバは重いミドルで反撃。森田は左のミドル、ハイ、インローを立て続けにヒット。シウバも森田の蹴りに右フックを合わせていく。森田が後ろ回し蹴りを放つが、これはシウバの頭の上を通過。

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