シンパヤックが王者イモトに続きランク1位の村田聖明も撃破。山田ツインズが揃って格上相手に勝利【SB】

山田虎矢太の左ストレ-トが佐藤に炸裂(撮影・上岸卓史)

山田虎矢太は階級が一つ下の現王者に判定勝ち

 弟の虎矢太はSB日本バンタム級王者の佐藤執斗(グラップリングシュートボクサーズ)と対戦した。

 1R、佐藤は左ミドル、左ロー、右カーフキックと蹴りで試合を組み立てるが、虎矢太はそこにパンチを合わせていく。終盤、虎矢太は佐藤のキックに右フックを合わせダウンを奪う。立ち上がった佐藤に組み付くとバックドロップで投げ切りシュートポイント(SP)2を重ねる。

 2R、虎矢太は前に出てパンチを放っていくと佐藤は左の変則的な蹴りで対応。虎矢太のカウンターの左のショートで佐藤がバランスを崩す。しかし佐藤は蹴りから詰めて右ストレート。しかしこれは虎矢太がかわす。

 3R、佐藤は左ミドルからパンチにつなげる。ともに投げを狙う展開となるが、徐々にパンチでの攻防に。虎矢太が詰めてワンツーを放てば佐藤はカウンターで左フック。さらに左右のフックで追撃。佐藤は終了間際に虎矢太をコーナーに詰めてパンチの連打で釘付けにしあわやダウンかというシーンを作るがタイムアップ。

 1Rのダウンと投げのポイントがものを言い、虎矢太が一つ下の階級とはいえ現王者を破る大きな勝利を飾った。

「SHOOT BOXING 2022 act.4」(9月17日、東京・後楽園ホール)
◆第10試合 70.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R ※ヒジあり
○海人(TEAM F.O.D)(延長2R3-0=10-9、10-9、10-9 延長1R1-0=10-9、10-10、10-10 ※本戦判定0-0=30-30、30-30、30-30)ケンダル・カラクァート(ベルギー/トルコ)●

◆第9試合 63.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
○笠原弘希(シーザージム)(判定3-0=30-29、30-29、30-29)ロンペット・Y’ZDGYM(タイ/Y’ZD豊見城)●

◆第8試合 53.5kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
○HIROYUKI(RIKIX)(2R2分41秒、TKO)伏見和之(RIKI GYM)●

◆第7試合 60.5kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
●笠原友希(シーザージム)(2R1分12秒、TKO)常陸飛雄馬(TARGET SHIBUYA)○

◆第6試合 SB日本スーパーライト級(65.0kg) エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
●村田聖明(シーザージム)(判定0-3=27-30、28-30、28-30)シンパヤック・YZDGYM(タイ/Y’ZD GYM)○

◆第5試合 55.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
●佐藤執斗(グラップリングシュートボクサーズ)(判定0-3=25-29、25-29、26-29)山田虎矢太(シーザージム)○

◆第4試合 68.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
●村田義光(シーザージム)(判定0-3=28-29、29-30、29-30)璃久(フリー)○

◆第3試合 57.5kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
○山田彪太朗(シーザージム)(2R2分47秒、TKO)宮崎就斗(TARGET)●

◆第2試合 62.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
○基山幹太(BELLWOOD FIGHT TEAM)(判定3-0=30-26、30-27、30-27)オーシャン・ウジハラ(シーザージム渋谷)●

◆第1試合 53.0kg契約 フレッシュマンクラスルール 3分3R延長2R
○笠原直希(シーザージム)(2R2分13秒、TKO)竹野展生(風吹ジム)●
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