「もはや情報は“動画”で得る時代。活字にしばられないメディアの形へ」佐々木紀彦(PIVOT株式会社 代表取締役CEO)

撮影・蔦野裕
佐々木紀彦さんの起業家年表&「その時の1冊」
【1979年】福岡県に生まれる
【2002年】慶應義塾大学総合政策学部卒業後、東洋経済新報社に入社
【2007年】休職し、スタンフォード大学大学院に入学
【2009年】同院を修了し、週刊東洋経済編集部に復職
【2012年】東洋経済オンライン編集長に就任
【2014年】ユーザベース社に転職。「NewsPicks」編集長に就任
【2015年】株式会社ニューズピックス設立 取締役に就任
【2018年 6月】株式会社NewsPicks Studios設立 代表取締役社長CEOに就任
【2020年 12月】株式会社ニューズピックス取締役、News Picks Studios CEOを退任
【2021年 3月】経済コンテンツ・アプリ「PIVOT」サービス開始
【2021年 6月】PIVOT株式会社 創業
【2022年 7月】「PIVOT」Web版を提供開始。ポストシードラウンドで5億円の資金調達を実施。ミッションを「日本をPIVOTする」へ刷新
【2022年 8月】シードラウンドで3億円の資金調達を実施

『ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか』(ピーター・ティール 著 NHK出版)
PayPal創業者で、Facebookに最初に投資したことでも知られる伝説的投資家の著作。ハウツー本というより起業に関する哲学書といった感じです。内容は彼がスタンフォード大学の学生に向けて行った起業についての講義を書籍にまとめたものです。これは起業する7年ほど前に読み、起業の際、起業した後と、何回も読み込んでいる本です。自分の視座を高くするためにも、ハウツー本以外にもこういう本を読んでおくといいと思います。

『起業のファイナンス ベンチャーにとって一番大切なこと』(磯崎哲也 著 日本実業出版社)
具体的な学びとして絶対に読んでおいたほうがいいと思うのがこの本。最初にどうお金を集めるか、資本構成をどうするか、最初のステージで間違えてはいけない重要なことが学べる、起業家にとってのバイブルです。

『成功者の告白 5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語』(神田昌典 著 講談社)
いろいろな起業家の成功や失敗を小説仕立てで書いてあってとても読みやすい。思わず胸が熱くなる一冊。

『起業チャレンジ! 覆面ビリオネア』(ディスカバリーチャンネル公式YouTube)
書籍ではなく動画ですが…(笑)。ディスカバリーチャンネルのリアリティー番組。アメリカの成功した起業家が、知らない街で起業にチャレンジするんですが、これがめちゃめちゃ面白い。これを見ると起業とはどういうことなのかが分かってくると思います。動画だと書籍で読むより起業の泥臭さがより伝わりますね。
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