体重超過のAKARIが「減点2」のペナルティー乗り越え判定勝ちも後味の悪さは否めず【RISE162】

判定結果が出るとすぐに土下座したAKARI(撮影・蔦野裕)

所属ジム代表「命に関わる危険があると判断した為、水分補給」

 ボクシング技術でERIKOを圧倒し、全ラウンドを取り減点2を帳消しにしたAKARIだったが、当日再計量では前日より体重が増加するなど後味の悪い試合となったことは否めなかった。

 当日に体重が増加していたことについては所属ジムであるTARGET本部の菅原勇介代表は「昨日の計量時では歩く事も出来ずかなり脱水の状態だと判断しました。このまま更に水を抜く事は命に関わる危険があると判断した為、水分補給させました」などとSNSで説明。

 また大会後の総括の際にRISEの伊藤隆代表がAKARI本人と陣営から試合後に「ノーコンテストにしてほしい」という申し出があったことを明かした。

笑顔なき勝利となったAKARI(撮影・蔦野裕)
「RISE162」(10月30日、東京・後楽園ホール)
◆メインイベント 初代RISEフライ級(-51.5kg)王座決定戦 3分5R無制限延長R
○田丸 辰(TRY HARD GYM)(判定3-0=49-48、49-48、49-48)数島大陸(及川道場)●

◆第10試合 寺戸伸近 引退エキシビションマッチ 3分1R
寺戸伸近(Booch Beat)vs 那須川天心(TARGET/Cygames)

◆第9試合 バンタム級(-55kg) 3分3R延長1R
○寺山遼冴(フリー)(判定3-0=30-29、30-29、30-27)京介(TOP DIAMOND) 

◆第8試合 バンタム級(-55kg) 3分3R延長1R
○有井渚海(ARROWS GYM)(判定3-0=30-27、30-27、30-27)彪司(TEAM TEPPEN)●

◆第7試合 ミニフライ級(-49kg)3分3R延長1R
○AKARI(TARGET)(判定3-0=28-27、28-27、28-27)ERIKO(TKDJ市川式)●

◆第6試合 -55kg契約 3分3R延長1R
●聖愛(魁塾)(判定0-3=28-29、28-29、28-30)村上悠佳(TEAM TEPPEN)○

◆第5試合 スーパーフライ級(-53kg) 3分3R延長1R
△金子 梓(新宿レフティージム)(ノーコンテスト)長谷川海翔(誠剛館)△

◆第4試合 スーパーフェザー級(-60kg) 3分3R延長1R
△小野幹晃(IGGY HANDS GYM)(延長判定1-0=10-9、10-10、10-10 ※本戦判定0-0=28-28、28-28、28-28)岩郷泰成(EX ARES)△
※偶然のローブローで岩郷が試合続行不可能となり、延長ラウンド途中までの判定となる。

◆第3試合 フェザー級(-57.5kg) 3分3R延長1R
●山科直史(極真会館)(不戦勝)Shin(team FIST)○
※山科が2kg以上の計量オーバーのため失格。Shinの不戦勝

◆第2試合 バンタム級(-55kg) 3分3R
○小只直弥(TBF)(判定3-0=29-28、30-28、30-27)福井萌矢(建武館)● 

◆第1試合 -45kg契約 3分3R
●辻井和花(BRING IT ONパラエストラAKK)(判定0-2=29-30、29-29、29-30)小林穂夏(NEXT LEVEL渋谷)○
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