5冠王・寺戸伸近が那須川天心相手に引退エキシビション。「皆さんに出会えて最高でした」【RISE162】

この日の那須川はパンチのみで勝負(撮影・蔦野裕)

「寺戸! 辞めるな!」の声が飛ぶ中行われた引退セレモニーでは那須川、RISE王座をかけて戦い今はRISEのオフィシャルカメラマンも務める九島亮氏、RISEの伊藤隆代表らが花束贈呈。最後は娘から手製の金メダル、妻から花束を贈られた。

 寺戸はマイクを握ると「まず、対戦してくれた天心、ありがとうございました。そしてこのような素晴らしい舞台を用意していただいたRISEの伊藤代表ありがとうございました。そしてTEAM TEPPENの那須川会長、RISE関係者の皆さま、ありがとうございました。自分は二十歳すぎて格闘技と出会い、23歳でプロデビューして頑張ってきました。RISEでもチャンピオンベルトを獲らせてもらって、キックボクシングの世界で輝くことができました。今日もたくさん応援に来ていただいています。そして自分の地元である島根県、そして浜田市のPR大使としていろいろな活動をさせていただきました。本当に今、自分がここに立っているのは応援してくれる皆さん、協力してくれる関係者の皆さんのおかげだと思っています。自分は何も実力のない、そんな人間なんですが、周りの人たちのお陰でここに立たせてもらっています。本当に自分の格闘技人生は幸せでした。皆さんに出会えて最高でした。ありがとうございます。今日、この舞台に臨むにあたって、チーム黒船の山田トレーナーとしびれるような練習をさせてもらって、最高でした。そして全日本キック時代から尊敬している大先輩、小林聡さんも見に来てくれて感謝しています。MMAのレジェンド、川尻達也さんも来てくれました。ありがとうございます」などと感謝の言葉を述べた。