勝村周一朗、地元でのガンバレ世界無差別級王座戦で無念の惜敗。12・27後楽園で渡瀬瑞基が王者ジャクソンに挑戦【ガンプロ】

フィニッシュとなったジャンピング・パイルドライバー

 ジャクソンは自ら勝村の元に歩み寄り、健闘を称え握手を交わした。ジャクソンは「正直参った。限界まで追い詰められた。ガンプロに参戦したときは暴れ回っていじめてやろうと思ったけど、来て戦ってみると、みんなのガンバレスピリットをすごく感じて、あとちょっとで俺もこのファミリーの一員になれるんじゃないかというところまで感じた。カツムラさんのホームタウンで、カツムラさんの仲間の前でものすごい試合をしたと思う。今までの王座戦のなかで、今日一番不安だった。昔は何も失うものはなかったけど、今、俺にはこのベルトがあって失うことが不安だ。これを持ってる間は俺はファミリーの一員だから、追い出したくてもそう簡単には追い出せない」とマイク。
 
 ここで勝村が退場すると、大家健がジャクソンに詰め寄るが、この日のタッグマッチで高尾蒼馬を破った渡瀬瑞基が待ったをかけるようにマイクを取って「ガンプロに来て1年、俺はどの団体に出ても、どんなときでもガンプロの火を燃やし続けてきた。今ガンプロのために俺が動かなかったら、いつ動くんだよ。次の挑戦者は俺だ。俺が勝っても、ガンプロに呼んでファミリーとして迎え入れてやるよ」と挑戦アピール。
 
 ジャクソンは「挑戦は受けるが、年老いた体を少し休めないといけない。若者を迎え撃つなら100%の状態で向き合いたい。12・27後楽園で受けてやる」と応じた。大会終了後、同団体から12・27後楽園でのSOG王座戦が決まったことが発表された。