SBルールで川上叶vs安本晴翔、植山征紀vs大﨑孔稀。ルール問題でバチバチ【RISE×SB】

対戦が決まった大﨑(左)と植山

 スーパーバンタム級では植山征紀(龍生塾ファントム道場)と大﨑孔稀(OISHI GYM)が対戦する。

 大﨑は2019年11月からRISEに参戦。昨年9月には「RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント」に繰り上がりで出場したものの計量オーバーで失格。その後は階級を上げ2連勝し、今年10月にはトーナメントで戦う予定だった志朗との対戦にこぎつけるも延長にもつれ込む激戦の末、判定負け。今回ははそれ以来の再起戦となる。

 植山は2018年にSB日本スーパーバンタム級王座を獲得。RISEでは2020年に行われた「RISE DEAD OR ALIVE 2020 -55kg 那須川天心挑戦者決定トーナメント」にも出場している。前戦ではRISEバンタム級王者の鈴木真彦と対戦し延長にもつれ込む激戦の末、判定負けを喫している。

 大﨑は植山について「前回、志朗選手に負けてしまっているので復帰戦の相手としてはおいしい相手だなと思う。植山選手は8月の大阪大会で王者の鈴木選手とばちばちにやりあっていて、ダウンも取っているので、すごく強いなと思った」などとその実力を認める一方で「鈴木選手とはRISEルールでやっているんでRISEルールかと思っていたが、今回はSBルールでヒジなしといわれたので確実に勝ちに来ているのかなと思っている。僕はムエタイもやってきて、ヒジありのキックボクシングルールもやり、那須川天心選手とボクシングルールでもやってといろいろなルールでやってきて、今回もSBルールという新しい挑戦。1個提案なんですが、僕が勝ったら暫定王者としてベルトが欲しいなと思います。それだけ王者としての覚悟を見せてほしいというのと今回、投げありということなんですが、それがないと僕には勝てないと思っているのかなと思っていて、向こうのルールでやるのでそういうものをかけてほしいなと思います」といきなりルール問題を挙げて植山を挑発。またこのいきなりの暫定王者要求については後の質疑で「日下部竜哉君という先輩がいたんですが、その先輩が今(植山が)持っている55kgのベルトを過去に獲っていて、そういう思い入れがあって発言している。ただベルトが欲しいとかではない。先輩が獲ったベルトだから僕も欲しいと思った」などとその意図を明かした。