新日本プロレス50周年記念音楽フェス 最後は在りし日の猪木さんの映像とともに「1、2、3、ダー」

棚橋弘至はマーティ・フリードマンと競演

最後の曲は猪木さんの「炎のファイター~INOKI BOM-BA-YE~」

 故ブルーザー・ブロディさんから真壁刀義に受け継がれた「移民の歌」が37曲目。セミファイナルともいえる38~39曲目は“エース”棚橋弘至の「HIGH ENERGY」「LOVE&ENERGY」。棚橋と真壁はトークショーを行い、真壁は「今、みんなすげえ我慢してくれている。声を出せなくても応援しに来てくれている。これってすげえ俺たちの力になっている。みんなの声は俺たちの背中を押してくれる。これがリング上の試合に全部現れている。だから“声出し”になってみろよ。飛ぶぞ(笑)」と長州の台詞をパクりながら、棚橋も「コロナ禍で声を出せなくなって、プロレス界も苦戦しましたが、これはプロレスでいうとやられている時。やられてもやられてもあきらめずに、声出しがOKになって、盛り上がれる瞬間を信じてこれからも戦っていきます。ありがとうございます」とコロナ禍の中でも会場に足を運んでくれたファンに感謝の言葉を述べた。

 最後の曲は猪木さんの「炎のファイター~INOKI BOM-BA-YE~」。ビジョンにはルー・テーズ、ストロング小林、ジョニー・パワーズ、ウィリエム・ルスカ、モハメド・アリ、ハンセン、ホーガン、アンドレといったかつてのライバルたち、長州、藤波ら弟子たちとの戦い、暴動を引き起こした海賊男の映像までも流され、最後は満面の笑顔の猪木さんのアップ。

 そしてエンディングでは猪木さんの「1、2、3、ダー」の映像に合わせ出演者と観客が「ダー」で締めくくった。