2020年にコロナ禍で上演中止となったオリジナルミュージカル「チェーザレ」が来年1月についに上演決定

チェーザレの父ロドリーゴ・ボルジアを演じる別所哲也

 ミュージカルへの豊富な出演を誇る別所は「この作品はコロナ禍を潜り抜け、生き抜き、そして、いよいよ来年生まれようとしています。私が演じるのはチェーザレの父親。権力のために教皇になりたいと野心を燃やす男。今回はヨーロッパのローマを、イタリアを中心とした壮大な歴史絵巻を皆さんにお届けできればと思いますし、明治座が150周年でオーケストラピットを開けるということですから、どういうオーケストラピットなのか、ぜひ音楽とともに楽しんでいただきたい。私も今年、こういう仕事を始めて35年という節目。150年にはかなわないが、35年という時間を生き抜いてきました。1年1年“初”というものがなくなるんですが、明治座の舞台に立たせてもらうのは初めてになります。新鮮な気持ちで皆さんにこの作品を届けていきたいと思っています」と語った。

 コロナ禍を乗り越え、約2年10カ月の時を経てついに上演にこぎつけたことについて中川は「この作品は何年も前から上演のタイミングをいつにしようかと考えていらっしゃる明治座の方々の思いは感じていました。僕はチェーザレの16歳の時も演じるんですが、11月で40歳になるので、決まった時には“2023年か”と思ったことは覚えています」と上演が決まった時の心境を振り返った。そして顔合わせでの明治座のプロデューサーの話を聞いて「運命の役と出会えたんだなと再び実感している」と現在の心境を語った。

 また、今回から参加する橘は「多くの方が初演から残っているんですが、途中参加の僕たちのことも温かく出迎えてくれる座組だなと感じました。前回は一度完成まで行ったわけじゃないですか。今回、初日から稽古に参加して思ったのは、1回ゼロに戻そうとしているなという気合を感じるんです。日々、試行錯誤を繰り返していて、改めてチェーザレというものをゼロから最高の作品にすべく、皆さんが切磋琢磨しているんだなと感じられて、僕も改めて気合が入っています」などと稽古場の雰囲気を明かした。