最も面白い漫才師にウエストランド「自分の人生なんですけど初めて主役になれた」 毒舌漫才でM-1制す

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 番組終了後、2人は落ち着いた様子で優勝記者会見。改めて、今回の「M-1グランプリ 2022」を勝ち抜いた感想を聞かれると、井口は「1回決勝に出たことがあるからといって、一回戦余裕かって言ったらそんなこともない。常に緊張感がありましたから本当に嫌でしたね。なので、優勝してうれしいんじゃなくて、もう挑戦しなくてもいいんだと思うとうれしい。どっちみち(出場できるのは)あと1回だったんですけど、それに出なくてよくなったのは良かった」と、安堵の表情。

 史上最多の7261組の頂点に立ったことについても、「芸人として売れたいとか絶対売れてやるっていう気持ちはありましたけど、M -1 のチャンピオンになる人生だとはあんまり思ってなかったんで、そういう意味では意外。ネタで評価されることがそんなかったんで、チャンピオンになれるとはという感じです」

 また、放送終了時間直前の「自分の人生ですけれども主役になれた」のフレーズについては、「ぶっちゃけ、かなり前から考えてました。もし優勝したらあれを言おうと思ってました」と明かした。

 河本は「まだ優勝の実感がない」としたうえで、「僕はついてきただけで、とても他の7000組超の頂点だと思っていません。僕のことをよく知ってる方は多分腹がちぎれるぐらい腹が立っていると思います」