2023年に行きたい国内旅行はここ!『舞いあがれ!』舞台で大注目〈五島列島~極上リゾートステイ編~〉

日本の渚・100選、日本の水浴場88選に選ばれた高浜海水浴場

【“釣り人の聖地”五島の海の幸に五島牛…島育ちの新鮮食材に舌つづみ! 】

 南の島かと思うほど明るく青い海が広がる砂浜。魚影が見えるほど海の水が透き通る入り江。五島を囲む美しい海には、対馬海流(黒潮)がもたらす豊かな漁場が広がる。釣れる魚の種類も多種多様で、観光のオフシーズンとなりがちな冬場でも全国から釣り人が訪れる、まさに「釣り人の聖地」となっている。

この日、港の堤防で釣りをしていた地元の人は大きなカサゴを釣り上げていた

 さらに五島では海の透明度の高さや海流の流れ、適した海水温などを生かしマグロの育成を行っており、なんと一年中、新鮮な生のマグロを味わうことができる。新上五島エリアでは参加店舗がそれぞれ五島の生マグロを使ったメニューを開発、一律1000円で味わうことができる「新上五島生マグロ刺身皿」を提供している。生マグロ料理の食べ比べを楽しんでみては。

「新上五島生マグロ刺身皿」…すべて中トロ! 創作刺身5皿盛り」(1000円・税込/五島列島リゾートホテル マルゲリータ奈良尾「海ト空〇ト星」)

 

「新上五島生マグロ刺身皿」…「マグロの刺身・たたき・寿司の共演」(1000円・税込/和処 よかよ)

 五島の海の幸から名物・五島牛までをダイナミックに味わえるのが、入り江を見下ろす丘に建つ「お食事処 椿茶屋」。エビやサザエ、とれたての地魚といった魚介から「五島牛」や「五島美豚」の海水塩焼、名物のかんころ餅やおにぎりを、テーブルにしつらえられた囲炉裏で炭火焼きに。香ばしい焼きたてを味わうことができる。オーシャンビューを生かし、古民家を改装した店内も雰囲気満点だ。

 五島はまさに「絶景×グルメ」スポットの宝庫。福江島の北部、岐宿地区・魚津ヶ崎(ぎょうがさき)公園にある「花笑み きくや」も、西海国立公園に指定されている自然の風景と島の名物料理が堪能できるイチ押しのスポット。うどんの一種である岐宿町の郷土料理「きしくゾロ」や、野菜などを使った特製あんが入ったふかし饅頭「花笑みだんご」など、素朴ながら滋味豊かな味を絶景とともに味わうことができる。

 

「お食事処 椿茶屋」では海を見下ろしながら炉端焼きを楽しむことができる

花笑み きくや「きしくゾロ」750円

 また、実は五島は地方移住を希望する人にも人気が高く、移住してきた人が新たにおしゃれなカフェやレストランなどを開くケースも多い。福江島の南エリア・富江地区にある「さんごさん」はさんご色の外観が特徴的な、おしゃれレトロな図書館カフェ。築80年の古い民家を改築、さまざまな人が寄贈した「自分の人生の3冊」を読みながらカフェタイムを過ごすことができる。

 福江島の西エリア・玉之浦地区で旅の合間に、ほっと一息つくなら昭和レトロな雰囲気が居心地のよい「鶴田商店」。イートインの他、テイクアウトも可能。島の西端とあって、映画『悪人』のロケ地にもなった大瀬埼灯台など夕日の名所も近いのでテイクアウトして絶景ランチもおすすめ。また時期によってはジビエメニューが登場することも。

 地元ならではのお店からおしゃれカフェまでおすすめのお店は豊富。本格的な海の幸を堪能したい釣り人も、おしゃれカフェ好きの女子旅も、お気に入りのグルメスポットが見つかるはず。

地元の人から著名人までいろいろな人が寄贈した“人生の3冊”を読むことができる「さんごさん」

 

 

鶴田商店の「市舞バーガー」をテイクアウトして大瀬埼灯台を眺めつついただく!

 

映画『悪人』のロケ地にもなった大瀬埼灯台