KO-Dタッグ王者MAOが1・29後楽園での大石真翔&旭志織との防衛戦に意気込み「ムキになってきてくれる相手に“師匠超え”するから意味がある」【DDT】

1・3後楽園で大石・旭が挑戦をアピール

 過去にMAOはベイリー、朱崇花と、勝俣は竹下幸之介とのコンビでKO-Dタッグ王座に就いたことがあるが「しゅんまお」での戴冠には特別な思いがある。「瞬馬は竹下さんという強いパートナー、僕も朱崇花だとか強い選手と組んでベルトを巻いてた。お互い、タッグパートナーにおんぶにだっこじゃないけど、主砲ではなかった。サポート的な立ち回りだった。今回どっちも、いい意味で頼ってない。戦術的な部分で一発に頼ってなくて、工夫した戦い方ができてるんです。別の道があって、瞬馬もハードコアのほうで開花した。自分のプロレスも昔とそんなに変わってないですけど密度が高くなった。自分のスタイルがより完成されてきた。お互いにキャリアを積んだ先で組めてるから今なんだろうなって」。

 初防衛戦は師匠との対戦になる。「腐っても師匠。1回もジュースをおごってくれたり、ご飯とか行ったことなくても、悔しくてもしゅんまおのベースにあるのは大石さん。NωAに入ったとき、キャリアがなくて、右も左も分かってないなかで6人タッグ戦線でやることが多かった。6人タッグ、タッグにおいてのノウハウ、戦い方を教えてくれたのは大石さん。いまだにタッグ、6人タッグが得意なのは大石さんのおかげ。プロレスを始めてすぐに戦い方を教えてくれたんです」としみじみ。

 挑戦者の大石・旭はタッグ歴ではるかに上だが「ベイリーとKO-Dタッグチャンピオンだったときに大石・旭の挑戦を受けて(2019年1月)、割とソツなく防衛したんです。ファンの頃、メンズクラブが好きだったんですけど、そのなかでも大石・旭は柱だった。象徴的な2人。大石さんの弟子になって、タッグで教わってきたことは、大石・旭の経験のなかで身につけたことを僕たちに教えてたんだと思う。だから大石・旭というパッケージで見ても、しゅんまおの師匠。大石さんとタッグでやってきたとき、大石・旭の連係もやってたんで、瞬馬の根本にあるのも、自分の根本にあるのも大石・旭なんですよ」と話す。