豊島区制90周年企業実行委員会が早くも「100周年」に向けた未来を語るトークセッションを開催

マテックス株式会社代表取締役社長の松本浩志氏(右)と株式会社ミキインターナショナル代表取締役の三木智映子氏

 三木氏のテーマはミキインターナショナル社が日本におけるイタリア料理店経営のパイオニアともいえる存在であることから「食と景観 〈集〉」。

「池袋は大好きだが残念ながらわざわざ見に行く建物がない」としたうえで「今後、大手の企業が建物を建てる場合は“他にないような建物、面白い建物を建てて”といった条件を付けてくれたらありがたい」などと提案した。

 そして「池袋は楽しい街ではあるがもっとワクワクするにはどうしたらいいか。日本全国にいえることだが、テラスの規制が厳しいからオープンカフェが少ない。豊島区はオープンカフェなどができるように区なりの規制緩和をしてくれるとありがたい。街がパリとかニューヨークのように上品な形でにぎわう。安っぽい作りのお店ではなくしっかりしたお店を作ってほしいと思っている」などと語ったうえで、そういったお店の誘致に向けてディベロッパーへの行政の協力を要望した。

 また大阪・御堂筋でコブクロが2018年に行った路上ライブとニューヨークのタイムズスクエアでのアリシア・キースの路上ライブを例に挙げ「新宿・渋谷はスクリーンはあるが人が集まれる場所がない。池袋は東口も西口も再開発中で人が集まれる場所がある。サンシャイン通りも立教通りも人が集まれる。こんな場所は他にない。例えば駅前やサンシャイン通りにスクリーンを作るように呼びかければつけてくれるビルもあるかもしれないが、助成金を出すとか区としてこれを進めていったら、ビルの資産価値も上がる。ビル側も喜んでつけてくれるのではないかと思う。1回成功したら、世界の有名アーティストがやりたいと言って来ると思う」などと語った。