王者チャンヒョン・リーの「5Rがいかに大変かを見せてやりたい」に常陸飛雄馬は「5Rにはいかない」と早期決着を宣言【RISE164】

会見では笑顔が多めのチャンヒョン・リー

 リーは「明日の試合は序盤は常陸選手が少し強いかなと思うが、それに耐えて、後半には5Rがいかに大変なものなのかを見せてやりたいと思っている」と後半勝負を示唆した。

 タイトル戦は5Rで延長ラウンドは無制限という過酷なルールで行われる。リーは「常陸選手の直近の試合を見ていると、かなりKO勝ちが多いと思う。つまり、長いラウンドを消化した経験が少ないので、長いラウンドの試合がどれだけ大変なものなのかということをお見せできるかと思う」などと5Rの経験値をアドバンテージとした。対する常陸は「確かに5Rは初めてでそこは未知の領域だが、5R戦う準備もしてきたので5Rになっても問題ない。その前に早い段階で倒す練習をしてきたので5Rにはいかないと思う」と早期決着を宣言した。

 またリーは後半に巻き返しての勝利が多いのだが、その秘訣については「戦略的秘密ですし、これは秘密にさせていただきたいが、あえて答えるなら“相手が攻撃してくるようにさせる”というところはあるかと思う。(気持ち的には)焦らないのが一番大事かと思う」などと明かした。現在、東京は寒波襲来中で韓国から来日のリーにとってはコンディション調整に影響があるかと思われたが「韓国はものすごく寒いので、日本に着いた時にすごく温かいと思った。明日の試合に与える影響は全くない」と語っている。

「RISE164」(1月28日、東京・後楽園ホール)
◆メインイベント(第9試合)RISEスーパーフェザー級(-60kg)タイトルマッチ 3分5R無制限延長R
チャンヒョン・リー(王者/RAON)vs 常陸飛雄馬(挑戦者/TARGET SHIBUYA/同級2位)

◆セミファイナル(第8試合)SuperFight! スーパーフライ級(-53kg) 3分3R延長1R
大﨑一貴(日本/OISHI GYM/第2代RISEスーパーフライ級王者)vs ムァンコーン・ブームデックシーン(タイ/Boomdeksean/Chomrom muayesan 108ポンド王者)

◆第7試合 Super Fight! −53kg契約 3分3R延長1R
田丸 辰(TRY HARD GYM/RISEフライ級王者、初代RISEスーパーフライ級王者)vs クンスックノーイ・ブームデックシーン(タイ/Boomdeksean/Chomrom muayesan 112ポンド王者)

◆第6試合 ミドル級(-70kg) 3分3R延長1R
宮城寛克(赤雲會/同級11位、元TENKAICHIウェルター級&ミドル級王者)vs 蛇鬼将矢(チーム天野鰹節店/元NKBウェルター級王者)

◆第5試合 スーパーフェザー級(-60kg) 3分3R延長1R
SEIDO(LARA TOKYO/同級6位)vs 藤井重綺(Team +1/同級9位)

◆第4試合 フェザー級(-57.5kg) 3分3R
竹内賢一(TenCloverGym世田谷/第4代Bigbangフェザー級王者)vs 久津輪将充(TBF/9+ nine plus lab./DEEP☆KICK−55kg級6位)

◆第3試合 -87kg契約 3分3R
滝上正太(聖空会館/ACCELヘビー級王者)vs アティ・フェロージム(FELLOWGYM)

◆第2試合 フェザー級(-57.5kg) 3分3R
野村勇人(GONG-GYM坂戸/Stand upアマチュア vol.4 一般部Aクラストーナメント‐60kg優勝)vs 白鳥光希(正道会館KCIEL)

◆第1試合 バンタム級(-55kg) 3分3R
若原 聖(TEAM TEPPEN)vs 竹内龍馬(新宿レフティージム)
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