大和哲也に挑戦の林健太が究極の左フック対策「右は使わない。左手一本で戦う」【K-1】

王座奪取への並々ならぬ決意を見せた林

林「右はずっとこめかみに付けておきます」

 大和といえば山崎を一発で倒した左フックが代名詞。「いつも左フックは狙っていなくて、勝手に出て勝手に倒れている。それくらい自分に刷り込まれている。変に狙いすぎてもあれなので、いつも通り戦えば自然と当たるタイミングが出てくるのかなと思っている。でも当日まで磨き上げたい」と語る。

 試合は林の左フック対策に注目が集まることとなるが、林は「そんなに左フックの話をされたら、右が打てなくなる。僕は左手一本で戦います。イメージでは相手の右の打ち返しとかのタイミングで左フックが出ている気がしている。触られた瞬間に返している。触らなければ当てられることもないと思うので、右は使いません(笑)。右はずっとこめかみに付けておきます」などと究極の左フック対策を披露。

 また「どうしても勝ちたい。ガードを固めて、3分3R、9分間息をひそめて、勝ちに徹して戦いたい」などと勝利へのこだわりを見せ、今年の目標を問われた際にも「ベルトを獲ること以外に何もない。3月以降のことは考えられない」と王座奪取への執念を見せた。

「K-1 WORLD GP 2023 JAPAN ~K’FESTA.6~」(3月12日、東京・国立代々木競技場第一体育館)
〈1月27日発表のカード〉
◆K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
大和哲也(王者/日本/大和ジム)vs 林健太(挑戦者/日本/FLYSKY GYM)

◆K-1バンタム級/3分3R・延長1R
石井一成(日本/ウォー・ワンチャイプロモーション)vs ヨーシラー・チョー.ハーパヤック(タイ/Chor.Hapayak GYM)

◆K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
大岩龍矢(日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)vs 小澤海斗(日本/Team KK)

◆K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R
鈴木勇人(日本/K-1ジム五反田チームキングス)vs パコーン・P.K.センチャイムエタイジム(タイ/P.K.センチャイムエタイジム)

◆K-1クルーザー級/3分3R・延長1R
谷川聖哉(日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)vs ステファン・ラテスク(ルーマニア/SCORPIONS IASI)

◆K-1クルーザー級/3分3R・延長1R
AKIRA Jr(フィリピン/若獅子会館総本部)vs 星龍之介(日本/POWER OF DREAM)

〈出場予定選手〉
軍司泰斗(日本/K-1ジム総本部チームペガサス)
野杁正明(日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
KANA(日本/K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)

〈既報のカード〉
◆K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
金子晃大(王者/日本/K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)vs コンペット・シットサラワットスア(挑戦者/タイ/Sitsarawatser Gym)

◆K-1 WORLD GPライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
朝久泰央(王者/日本/朝久道場)vs 与座優貴(挑戦者/日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)

◆K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
和島大海(王者/日本/月心会チーム侍)vs ジョムトーン・ストライカージム(挑戦者/タイ/ストライカージム)

◆K-1 WORLD GP女子アトム級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
パヤーフォン・アユタヤファイトジム(王者/タイ/Ayothaya Fight Gym)vs 菅原美優(挑戦者/日本/K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)

◆K-1スーパー・ウェルター級/3分3R・延長1R
ジョーダン・ピケオー(オランダ/Mike’s Gym)vs アビラル・ヒマラヤン・チーター(ネパール/志村道場)

◆K-1スーパー・ヘビー級/3分3R・延長1R
京太郎(日本/チーム未完)vs 石井慧(クロアチア/チーム・クロコップ)
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