享楽共鳴のハイパーミサヲが2・11後楽園でのタッグトーナメント決勝に向け意気込み「優勝してタッグベルトに挑戦したい」【東京女子プロレス】

前哨戦の2・4大阪では養生テープで「121000000」をグルグル巻きに

 決勝の相手は「121000000」となるが、その2人は享楽共鳴を“変化球”として警戒している。「そもそもミリオンとはあまり戦ったことがない。2年前のトーナメントで当たったけど(享楽共鳴の負け)、組み始めて間もない頃の2人としか戦ったことがないんです。4人タッグでは。お互いに未知な部分がたくさんあると思う。やっぱりミリオンはそれぞれが主役。主役同士で組んでるチームで、前だけしか見えてないと思う。ミリオンが私たちを変化球ということで、警戒してるとしても崩しやすい」と話す。

 山下はミサヲを苦手な選手として公言し、策にはまりやすいタイプともいわれているが「思い込みが激しいから。2人ともそうだと思うんですけど、こうだというプランがあるとしたら、それがあればあるほど好都合。警戒してもらえればもらえるほど、こうやってくるだろうという思い込みが強いほど、その動きをすれば崩しやすいんじゃないかと思ってて。山下さんはだまされやすいし。山下さん側の意識がそがれたら、そもそもあの2人は主役同士で組んでて、絶妙なバランスで主役同士が同じ物語にいる感じなんで。片方を崩して一人でもバランスが取れなくなったらうまくいかないんじゃないかと思います」と分析。

 2月4日、大阪・アゼリア大正では、6人タッグで前哨戦を戦い、ミサヲは「121000000」の2人をまとめて養生テープで巻きつけて動けなくする作戦も見せた。「時間切れドローだったんですけど。あちらがどうかは分からないけど、少なくとも私はまだ全然出してない。最初仕掛けて、養生テープでグルブルにして動けなくしましたけど、それは1個の仕掛けであって。それ以降については普通に戦って、私は100%出してない。決勝は未知の部分を残したまま向かう感じです」とニヤリ。

 ただ、警戒心も忘れてはいない。「すごい警戒してるのは伊藤ちゃん。山下さんにももちろん警戒はしてます。ここまで戦ってきた戦歴、実感として、山下さんへの対策はあるけど、伊藤ちゃんとはあまりちゃんと戦ったことがない気がするので、そこは警戒しておかないといけない」と冷静だ。