戸塚祥太、加藤和樹、辰巳雄大ら令和のビートルズが再びギターをかき鳴らす! 舞台『BACKBEAT』


 製作発表はバンド演奏からスタート。本作はバンドの生演奏とともに届けられるのも特徴で、戸塚、加藤、辰巳、JUON、上口のビートルズを演じる面々が自ら演奏する。5人はアイコンタクトしつつ、「Rock And Roll Music」「Love Me Tender」「Long Tall Sally」をグルーヴたっぷりに披露した。

 スチュワートを演じる戸塚は「もうタイムスリップした感覚。これだ!って、これを求めてたんだ、これがやりたかったんだっていうのが体の中に沸き起こってきました。今後、リハーサル、本番がすごい楽しみ」と興奮気味。

 ジョージ役の辰巳も「やっぱこれだねって感じです。自分一人や何人かで練習したりしてるよりも、人の前で、右にポールがいて左にジョンがいて後ろにピートがいて、奥にスチュがいるっていうところでギターを弾くと、ここがジョージの居場所なんだなって感じる。最高の気分でやらせていただきました」。辰巳はギターソロも披露してメンバーを驚かせた。初演時は、「Fのコードを抑えるのもギリギリ」な状態にも関わらずギターを弾けると嘘をついてキャスティングしてもらったと明かし、「今日はちょっとは恩返しできたかなと。ここまで弾けるようになってます、と」と笑った。

 ピートを演じる上口によれば、再集結しスタジオで練習した際には「みんなそれぞれスキルがキープされていた状態で、ある種すごく落ち着いた演奏だったまとまっていて、音楽的にクオリティを高めていこうっていう時期だった」という。上口は「後ろから冷静に眺めていて、こいつらこうだったと思って! リハーサルでやったことと全く違う動きをするので、一気に心が当時に戻ったというか。音楽のクオリティは上げていくんですけど本番ぶち壊してくるんだろうなと改めて身が引き締まりました」と話し、報道陣を笑わせた。