リングアナ初挑戦の鬼越トマホークが“レジェンド”関根勤の間違いに「勇気をもらった。でもあれは関根さんしか許されない、歴史ある方の間違い」【K-1】

第14試合と第15試合でリングアナを務めた関根勤(撮影・三田春樹)

「今は一茂さんも紀香とかも大変だったんだなと思っております」

 30年前のK-1旗揚げ戦でリングアナを務めた関根勤はこの日、第14試合と第15試合で久しぶりにリングアナウンサーを務めたのだが、第15試合で赤コーナーの軍司泰斗を呼び込む際に「青コーナーより。ごめんなさい、失礼しました。赤コーナーより」と間違うアクシデントがあった。

 また坂井は「実際にやってみて、怖かったですね。K-1は小さいころから見ていて“一茂邪魔だな”とか“一茂また騒いでるよ”とか思っていたんで。でも僕がこういう仕事をすることになるとは思わなかったので、今は一茂さんも紀香とかも大変だったんだなと思っております」、金ちゃんは「僕は楽屋で坂井がぴりついているのを横で見ていて、すごいプレッシャーがあるだろうなと思っていたんですが、あそこの舞台に立つと意外と楽しめたというか。歴史あるK-1の舞台でこういうことをさせていただいたのも思い出なので、結構気楽にできました」とそれぞれ続けた。

 長嶋一茂はかつてのK-1中継で司会を務めていた時期があった。

 この日の解説については鬼越の芸風とは一線を画す抑えめで的確なコメントが印象的だったのだが、坂井曰く「続けていきたいので、抑えめにしました。格闘技にはリスペクトがあるので、格闘技の時は僕は真面目。相方に全部毒舌は任せている」、金ちゃんは「僕ももうちょっと自分たちを出したかったんですが、あの雰囲気で変なこと言えないですよね。みんな命がけで戦っているじゃないですか。唯一、ゆうちゃみが喜んでいるところでぼそっと“ちょっと嫉妬しちゃいますね”ということだけ言わせてもらったんですが、それのみです。ゆうちゃみのことももう少し早めにいじりたかったんですが、そういう雰囲気じゃなかったんで。今日はおとなしめに、次につながる仕事を、はい」と今後も継続してやっていきたいという意欲を見せた。