獣神サンダー・ライガーがアントニオ猪木さんとの思い出語る「みんなの中に猪木さんは一人ずついる。“こういう人”とくくれない大きな人」

最後は駆け付けたファンたちと一緒にフォトセッション

「猪木さんのそういう容赦のない言葉は大きかった」

 イベント後の取材では猪木さんについて改めて「猪木さんは若手の試合を見てチェックしていたんですが、付き人の僕にふいに“お前ならこの雰囲気をどうする? お客さんを見てみろ。うんともすんとも言わない。お前ならこの雰囲気どう変える?”と聞かれたんです。分かるわけないじゃないですか。“いや、はい…”みたいになっていたら“分かるようになるから。それが分からないとダメだ”と言われたんです。今もちゃんとした答えは出てないかもしれません。だけど、なんとなくこういうことかな?というのはあります。猪木さんは付き人にもキャリアとか関係なく“お前ならどうするんだ?”ということを突き付けてくる。猪木さんのそういう容赦のない言葉は大きかったです。(でも愛情はある?)そうですね。僕は猪木さんに怒鳴られたことも手を出されたこともない。本当に感謝しかないです」と猪木さんの教えを明かした。

 そして「みんなの中に猪木さんは一人ずついるんです。僕には僕の猪木さんがいるし、A選手にはA選手の猪木さんがいる。それでいいんじゃないかと思う。猪木さんって大きい人だった。“こういう人”というようにくくれないいろいろな取り方ができる大きな人だったと思います」などと語った。

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