EXIT りんたろー。、今田耕司の怒鳴り声に「泣きそう」舞台『正偽の芸能プロダクション』開幕

 
 芝居では初共演となる今田、りんたろー。、平井だが、息の合った演技で客席を揺さぶった。

 今田は、りんたろー。と平井について聞かれると「ドラマの人じゃないので、演技は気持ちで勝負みたいな感じ。りんたろー。くんも稽古の時は違う感じだったんですけど、ここで爆発した。劇場に入ってから感情がぶわっとあふれた感じがして、みんなすげえなって」。

 その一方で、りんたろー。と平井はというと今田の怒鳴りに震える。りんたろー。が「今田さんが声を荒げるのを聞いたことがないので、ビクッとなって。本当に泣きそうになりました」と告白すれば、平田も「(ステージの)後ろで聞いてると、怖ぇーって」と肩をすくめた。

 りんたろー。は、気の優しい芸人志望の青年・猿川葵役をヒゲを剃りネイルを落として熱演。「自信のない人間と過去の自分がすごく重なる部分が多くて入り込みやすかった」と語る。

 葵はのちに同じく芸人を目指す山本演じる猿田響と意気投合しコンビを結成するのだが、この響がクセもので怖い存在。自身の役柄について「見た通りのクズというか、ものすごく嫌な役」だと笑った。

 久保田は俳優の氣楽を演じている。それゆえに取材回では、自身に投影される部分もあるかと聞かれると「同じ道を歩んじゃいけないと思いました」と笑っていた。

 

 最後に今田は「芸能界の形を感じますけど、どなたが見ても何か考えさせられたり思うところがあると思います。誰かがやってくれてること、助けられているということも忘れちゃいけない。いろんな人に当てはまると思うので、ぜひ見ていただきたいと思います」と、アピールした。

 19日まで同所で。全6公演。19日の千秋楽はライブ配信もある。配信のチケット販売は21日15時まで。