THE RAMPAGEのRIKU「誇りを持ってやるだけ」主演ミュージカル『フィーダシュタント』が開幕 初ミュージカルの浦川翔平は「心に響く作品に」


『フィーダシュタント』は、戦争の空気が漂い始める約100年前のドイツを舞台にした作品。17歳のマグナス(RIKU)は最高のフェンシングの選手になるために誰もが憧れるエリートスポーツ学校に親友のアベル(糸川耀士郎)と入学。音楽とユーモアを愛する楽天家のジャスパー、冷徹なフェンシング部エースのフレドリッヒ(正木郁)、軍事マニアで傲慢だが内面は脆いハーゲン(吉高志音)といった同じ夢を持つ青年たちとともに厳しい指導を受けながらフェンシングに打ち込むが、その学校の様子はいわゆる普通とは違っていた。生徒たちはその状況に少しずつ気付き始め、ついに学校の隠された秘密を知ってしまったことで彼らに変化が起きる。ただ野心家であるマグナスは他の生徒たちと違っていて……。

 RIKUによれば、演じるマグナスは「負けず嫌いで不器用ながらに自分の正義を貫こうとする熱い男役作りをするうえでは、「シンプルな真っすぐな男」という人物像もさることながら、17歳の役柄であることもポイントになっていたようで、「自分の実年齢が29歳で、ひと回り下。経験値ゆえに、こういう時ってこうだよなっていうのが滲み出ないように、当時の自分はどうだったっけと思い返しながら、マグナスのセリフをかみ砕いて落とし込んでいきました」

 物語を動かす存在で、マグナスの親友であるアベルを演じる糸川はというと、17歳は「あまり意識していなかった」と、涼しい顔。「相方がりっくん(RIKU)なので。稽古中も純粋にぶつかってきたので、全力で返しただけ。りっくんに引っ張ってもらいました」

 一方で、「そのままを出している」と答えたのは浦川。「あてがきなんじゃないかというほど。自由奔放でふざけてる感じなんですけど、その感じが中学生の時から変わってなくて。25歳ですけどそのままを出している」と笑った。

 ただ、吉高はそんな浦川に助けられたようで、「ジャスパーが笑ってきてくれると笑い返したくなる」と笑い合った。