デロイトトーマツ、「コミュニティ」活用でスポーツの価値を高める新体制を発表

「デロイト トーマツ コンサルティング 2023年スポーツビジネスコミュニティ体制発表会」が14日、都内にて行われ、同社の代表執行役社長の佐瀬真人氏や今治.夢スポーツ 代表取締役会長の岡田武史氏、レーシングドライバーの佐藤琢磨氏らが出席した。

「デロイト トーマツ コンサルティング 2023年スポーツビジネスコミュニティ体制発表会」

 デロイトトーマツ コンサルティング(以下、DTC)は2022年6月よりSports Business Groupを発足。これまで同社とアスリート、スポーツチーム、スポーツ関連組織といった1対1の取り組みを組織的に推進してきたが、このたび競技や種目の垣根を越えたn対nの関係性の構築を目指すことを発表した。

 スポーツビジネスコミュニティでは、日本のスポーツビジネスの発展に加え、スポーツを基点としたデジタルテクノロジーの活用、地方創生、ビジネスにおける日本の国際競争力の強化など、さまざまな社会課題の解決を図る。

 オープニングではまず、DTC代表執行役社長の佐瀬氏が、同社がスポーツに取り組む背景や理由について説明した。「ヒト、モノ、カネ、情報」に続く第5の経営資源として「コミュニティ」を挙げ、そのコミュニティ構築のひとつのアプローチとして、スポーツが重要だと位置づけていることを述べた。同社Sports Business Groupのリーダーである宮下剛氏より、同社が目指す姿として、よりスポーツの魅力を伝える「Empowering Sports」、異なる競技同士やスポーツ業界と他業界をつなぐ「Connect Sports」、地方創生やWell-beingなどスポーツの枠を超えた新たな価値を創る「Beyond Sports」の3つを提言した。現パートナーはもちろん、今後コミュニティの輪を広げ、より多くの人々を含めたさまざまな活動を目指すことをメッセージとして伝えた。

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