平和を実現するためにどうする? 国内外の子どもたちが膝を突き合せ考える〈国連を支える世界こども未来会議〉



 会議は、ウクライナ出身の歌手ナターシャ・クジーさんによる故郷の伝統的な楽器であるバンドゥーラの弾き語り、シンガーソングライターの天道清貴さんによる
手話を用いたライブ、最後はジブリ映画『千と千尋の神隠し』の主題歌『いつも何度でも』を子どもたちも一緒に歌ったコラボセッションで幕を降ろした。

 この日はまた、2022年度に行われた豊島区、浜松市、大阪市での会議・アイデアコンテストから代表に選ばれた子たちが登壇し、それぞれの会議で発表した、自分たちが住みたいと思う未来の豊島区、浜松市、大阪市の姿と、どのように実現したらいいのかというアイデアをさらに磨きをかけた形で発表。会議の言語は基本英語で、小学生たちも英語でプレゼンテーションを行った。

 会議には、林芳正外務大臣、本プロジェクト国会議員サポーターズクラブリーダーの加藤勝信厚生労働大臣、同幹事で元防衛大臣の中山泰秀氏、小池百合子東京都知事、アーティストのMIYAVIらがメッセージを寄せた。

 本会議は、さまざまな社会課題を解決するために、企業・個人・団体のさまざまなネットワークや情報を教習し、コミュニケーション本来の力を駆使して、平和な社会づくりに積極的にチャレンジするアクション&オピニオン参加型プロジェクト「SDGsピースコミュニケーションプロジェクト」の一環として開催されている。2021年にスタート。第3回目となる2023年から国連の認証事業として「国連を支える世界こども未来会議」に名称を変え、新たなスタートを切った。

 今後は2024年に都庁で「第4回 国連を支える世界こども未来会議」を開催。2025年には、大阪・関西万博において第5回を開催する計画だという。