MA55IVE THE RAMPAGEが「どんどんつながっちゃった」?  コラボで盛り上げる新戦略! 第1弾はCrystal Kay

ヒップホップユニットのMA55IVE THE RAMPAGE(以下、MA55IVE)が勢いを増している。16人組ダンス&ボーカルグループのTHE RAMPAGEでパフォーマーとして活躍するLIKIYA、神谷健太、山本彰吾、浦川翔平、鈴木昂秀の5人からなるMA55IVEは、本体=THE RAMPAGEがパワフルにグイグイと突き進んでいくのと並行して、フットワーク軽く日本各地を飛び回り、聴けば脳内でリピート再生され続けるような楽曲で存在感を強めている。4月30日にはニューシングル「REEEMINDER! feat. Crystal Kay」をリリース、それとともに新たに“MA55IVE UNION”を形成しながら、進んでいくという。5人にインタビューした。

LIKIYA

「この曲がいいなって。結構ゴリ押しで言わせてもらった」


ーー最新シングル「REEEMINDER
! feat. Crystal Kay」が4月30日にリリース。他アーティストとコラボレーションしての作品作りは念願だったことだと思いますが、実現した経緯を教えてください。

LIKIYA:僕らは先日まで『MA55IVE BASE』(MA55IVEがゲストを招いてトークする音楽番組、2025年1~3月にフジテレビで放送)という番組をらせていただいていて、姉さん(Crystal Kay)にそのMCを担当してもらっていたんです。それで……

山本彰吾:番組の中でがコラボしませんかって提案させていただいたんです。本当にあれがきっかけ。あそこで言わなかったら、このシングルはなかったです!

浦川翔平:Chaki(Zulu)さんとDJ DARUMAさんがいらっしゃった時でしたっけ? 姉さんとやればいいじゃん、フィーチャリングでって。そこから、どんどんつながっていった。言ってみるもんだ。

ーー「REEEMINDER! feat. Crystal Kay」は、m-floさんがさまざまなアーティストとフィーチャリングして楽曲をリリースしていった“loves”シリーズの楽曲、m-flo loves Crystal Kay「REEEWIND!」をサンプリングしています。この曲を選んだ理由を教えてください。

LIKIYA:姉さんとのコラボが決まって、Chakiさんたちと、1番いい曲を作るなら何がいいんだろうねって話をしたんです。その時に、ドリル(Drill、ヒップホップのサブジャンルのひとつ)がお題に上がって、それに合う曲を探っていきました。姉さんの曲のサンプリング曲やリミックスにはいいものがたくさんあるので、それに僕らがヒップホップっぽいもの、そういったエッセンスを加えて作ったら 1番いい形でお互いに納得いくものができるんじゃないかって話になりました。番組ではゲストとコラボパフォーマンスをしていたんですけど、姉さんともパフォーマンスしていて、その時に一緒にやったのが「REEEWIND!」でした。僕もすご好きな曲なので、この曲がいいなって。結構ゴリ押しで言わてもらったんですよね。

ーーLIKIYAさん、激押しの末ってことですか?

LIKIYA:全体的にですよ(笑)。みんないいねってなってたし、みんなで合意しました!

浦川翔平:会議には姉さんの他の楽曲も出てましたよ。Drillってけっこうテンポが速いんで、リファレンスに出すものによってめっちゃ速い歌になっちゃうねとかいろんな話が出て、最終的に数曲の中から「REEEWIND!」に決まったんです。

ーー「REEEWIND!」は2004年のヒット曲。その後もずっと聴かれたり歌われたりして愛され続けている曲ではありますが、世の中でこの曲が鳴っていた時期にみなさんが意識して聴いていたかというと年齢的に怪しいですよね。好きだったというLIKIYAさん以外の4人は「REEEWIND!」とはどんな出会い方をしていますか?

鈴木昂秀:聴いたのは中学生ぐらいだと思うけど、親の影響だったのかなあ。

浦川翔平:私も聴いてはいたけれど、しっかりと聞いたのは番組がきっかけです。

山本彰吾:僕はYouTubeですね。m-flo loves.をいろいろと聴いていて出会ったんだと思います。当時、m-floのVERBALさんと安室奈美恵さんとLIL WAYNEっていう謎のコラボ(「BLACK OUT」)があったんですよ……。

浦川翔平:……ありましたね

山本彰吾:そこから、TERIYAKI BOYZとKanye Westのコラボとかを流れで見ていって、VERBALさんはCrystal Kayさんとコラボしてんだって。「I LIKE IT」と「REEEWIND!」つながってるミュージックビデオとか見て……m-floって何なのって?ただ、当時めっちゃ聴いてたのは、やっぱりLIL WAYNEのほうでしたけど。レコチョクで着うたを買って。

神谷健太:僕は番組でも歌っていなかったので、このシングルでようやく参加できたのでうれしかったです。

ミックスボイスのアドバイスが「行ったらファルセットになってた」


ーーちゃんと歌ってみたのがレコーディングってことになりますか?ちょっと感傷的で切なくて、戻らない過去の恋人への愛を込めたリリックで…… いかがでしたか、レコーディングは?

神谷健太:僕は歌い出しの部分を歌っていて割とキーが高いのでミックスボイスを使おうと決めていたんですが、レコーディングの前々日ぐらいかな、昂秀から連絡が来たんですよ。昂秀は僕の次のパートを歌っているんですけど、(キーが高くて)歌えないから歌う場所を変えてもらえませんか?って。地声で歌ってるでしょって返したら……ミックスボイスを練習したらしいんですけど、当日行ったらファルセットになってた(笑)。

※地声(チェストボイス)と裏声(ファルセット)の中間の声のこと。

ーーあら?

神谷健太:ただ僕はそれを聴いて……ファルセットいい!って思ったんですよ。僕がリズムを出して歌っていて、そこからの昂秀のファルセットがきれいで。ディレクションはKenya Fujita君がしてくれてるんですが、歌いながら、たぶんKenya君も同じこと思ってるな思いました。

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