将来はKNOCK OUTのプロデューサー!? 龍聖「生え抜きの僕が引退後も携わって団体がずっと続いていく。業界的にも成功例のモデルになるのでは」
格闘家は何を考え日々過ごしているのか? 記者会見や試合だけでは分からない格闘家の内面を探るインタビュー企画「格闘家プロファイリング」。今回はKNOCK OUTのビッグマッチ「THE KNOCK OUT」(6月22日、東京・国立代々木競技場 第二体育館)に出場する龍聖(BRAID)。これまで「こだわりor好きなもの。これだけは譲れないものや事」「教訓とする言葉or生きる上でのモットー」を聞いてきた。今回のテーマは「近い将来と遠い未来」について。(全5回/第3回)
※取材協力「BRAID」(HP: https://braid-gym.com/ )

近い将来と遠い未来。どのような展望を描いていますか?
「遠い未来についてはまだそんなには考えていなくて。近い将来については、KNOCK OUTをさいたまスーパーアリーナに持っていくというのが、自分の中の近い将来の目標になっています」
現在24歳ですから引退といったことはまだまだ先の話だとは思いますが、将来的に指導者になりたいとか、格闘技とは全然違うことをしたいというような大まかなものはありますか?
「格闘技は本当に大好きですし、KNOCK OUTには本当に恩があるので、僕の感覚的なものとしては自分が稼げるような本業を何か持ったうえで、KNOCK OUTのプロデューサーになりたいなっていう思いがあるんです。それはKNOCK OUTの現プロデューサーの山口(元気)さんとかオーナーの櫻田(貴士)さんとおふざけで話したんですけど、僕はそれはKNOCK OUTにとってすごくいいことなんじゃないかなと思うし、意外と得意な気がするんですよ。マッチメイクとかは分からないですけど、表に立ってというよりは陰に回って裏で何かをやることや、裏方として人と人とをつないだりというのも好きなので。まあどうなるかは分からないですけどね」
全然おかしい話じゃないですよね。
「今、日本の主要団体を見ていても、自分が元々属していた団体の選手などで引退した後にプロデューサーになったり、携わるってあんまりないじゃないですか。そんな中でKNOCK OUT生え抜きの選手の僕が辞めた後にまたKNOCK OUTに携わって、KNOCK OUTがずっと続いていくようになるっていうのは業界にとってもすごくいいことだし、一つの成功例としてのモデルになれるんじゃないかなっていうことは思います」
遠い未来については?
「子供たちが憧れるヒーローになるということです。例えば、HIROYAさんが魔裟斗さんに憧れて、僕がHIROYAさんに憧れたみたいな感じで、次は龍聖に憧れた誰か、そういう選手が育っていって、魔裟斗さんからの系譜がずっと続いていけばいいなっていうことは思います」
※「第4回 こだわりの食」6月12日公開に続く