〈アラサー女子のバチェラー6 語り〉「追う恋ばかりだった」王子が本性現す――?第5〜7話考察【ネタバレ有】

 Prime Videoで配信がスタートした大人気恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』シーズン6。6月12日には、中盤となる第5話〜第7話が配信された。今回は立て続けのツーショットデートや新ルールが適用された「シンデレラローズ」も登場し、序盤とは一気に様相を変え「真実の愛」を巡るアプローチ合戦が大勃発……⁉︎

 序盤配信では「平等すぎる」と参加女性から揶揄された優しすぎる6代目バチェラー。渡せるローズの本数が少なくなる中盤に、どんな覚悟を決めたのかを探っていく。


〈座談会メンバー〉

ミクニ
(筆者・32歳)…アラサー恋愛コラムニスト・恋愛リアリティオタク。読書好きで騙されやすいところアリ。バチェラーシリーズの中では3、4が好き。今回の推しメンは菜々子。

ろい(IT関係・33歳)…人間観察が趣味のENTJ・中間管理職のサラリーマン男性。恋バナ好きで、女子会にも参加できるタイプ。恋愛経験は豊富な方で、久次米氏とは逆に「追われる恋愛」が多かった。

ヒロ(大手企業営業職・28歳)…仕事や趣味、男友達との関係に没頭してきたサラリーマン男性。恋愛にも興味はあるが、結婚願望は強くない。遊び半分の恋愛が多く、婚活について学ぶべくバチェラーを視聴中。

「平等な愛」の終焉?二者択一で追い込みかけるバチェラー

 前回の序盤配信レビューでは、6代目バチェラーを“草食系”と評していた我々だが、中盤では久次米氏の圧倒的成長……または“素顔”を垣間見ることになった。

シンデレラローズは活かしきれなかったか。無難な会話で終わってしまった

 第5話で、新登場の「シンデレラローズ」を手にしたのは、西田祥子さん(28歳・ピラティスインストラクター)。手にすればツーショットデートに行くことができるが、サプライズローズを渡されなければその場で即帰国となる危険なローズだ。

ミクニ:今回はシンデレラローズの話し合いシーンは短めだったけど……どんな話し合いがあったんだろう。今回の参加女性は優しかったり、落ち着いている人が多かったから、冷静な話し合いで西田さんに決まったのかな。

ヒロ ああいう時、女子って平等な譲り合いみたいになるよね。バチェロレッテだと、男性陣の中に絶対「でもそんなの関係ねえ」みたいなヤツが現れるのに(笑)。

ろい:でも、西田さんってすごい真面目な人だよね。謎かけしてくるところも真面目だなと思ったけど、バチェラーに答えさせる気がなさすぎてちょっと笑っちゃった。早く言いたかったんだろうなあ。

ミクニ:サプライズローズが出てる面々は、真面目さはありつつも一輝くんの前ではちゃんと女の子になれている子が多かったから、あの真面目さは裏目に出ちゃったのかもしれないよね……。

ヒロ:婚活ってなると真面目な子にいった方がいいような気もするんだけど、だけど結局のところ、恋ができないと結婚もできないって考えるのが男って生き物だと思うんだよね。

ろい:一輝くん、西田さんの前では“優しいお医者さん”に見えたな(笑)。西田さんも自分のこと伝えなきゃってプレッシャーがあったんだろうけど、もっと会話のラリーを楽しめたらよかったのかもね。

ヒロ:前回が距離感近めの小田美夢のデートだったのもよくなかっただろうな〜。

 その後、息をつく間もなく2on1デートに参加することになったのは、西川歩希さん(29歳・元メーカー営業)と村岡優子(30歳・パーソナルジム代表)さん。こちらも、サプライズローズをもらえなかった方は即帰国だ。

ミクニ:歩希もゆんちゃんも、わりとグループの中で盛り上げ役だったのに、デートも遊園地なのどうなの? 盛り上がっちゃうのが目に見えてるし、新しい側面は見えづらそうじゃん。

ヒロ:一輝さんもいい大人だし、ジェットコースターの吊り橋効果なんて正直ほぼないじゃん。手繋いでアピールできたゆんちゃんに軍配があがるのはしょうがないよね。

ろい:でも、歩希が最後に言ってた「まあ私ってやっぱりそんな感じよな」って一言が気になったな。なかなか好意を素直に伝えられなくて、いつも友達ポジションになったりしちゃうのかな。

ミクニ:短いツーショットシーンでも、深い自己開示の会話にはならなかったもんね……それにしても、2回連続でジェットコースターはないでしょ。あんなの誰だってあまのじゃくしたくなるよ。

ろい:歩希が一緒に乗ったのが観覧車だったら、もっと違うアピールができたのかな。

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